僕の父親はコックリさん
 決まった買い物をするだけだからきっと出てくるのも早いだろう。そう思っていたけれど十分経過し、十五分が経過してもなかなかコンビニから出てくる気配がない。
 ガラス張りになっている店内を確認してみるけれど、ここからでは見えない位置にいるみたいだ。
「ちょっと様子を見てみるか」
 二十分が経過してさすがに長いと感じた妖が看板から身を乗り出した。相変わらず克彦が出てくる様子は見られない。
 うつむき加減にコンビニ店内へ足を踏み入れると若い男性店員の元気な「いらっしゃいませー!」が聞こえてきて、そそくさと店の奥へと移動する。
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