元カレは、今も私をミケと呼ぶ
――翌朝。
もしかしたらあの後、彼から連絡が来るかもなんて。
淡い期待をしていた。
ベッドの近くに置いていたスマホ。
充電器から外して画面を確認しても、通知はなかった。
(……さみしいな)
昨夜、あの瞬間にそう言えていたら。
何か変わっていたのかなと考えてしまう。
カバンにノートPCや手帳を入れて、出掛ける支度をする。
「よし」
普段は憂鬱な休日出勤のはずが、今日は不思議と頑張ろうと思えてしまう。
頭に浮かぶのは、あの笑顔。
――昔から、そうだった。
陽太に会うと、不思議と元気になる。
二年ぶりに、心が少し温かい。
100%ではないけれど少し充電されたスマホが、今の自分と重なった。
思わず、呆れたように笑ってしまう。
ベッド横の鏡に向かって呟く。
「大人っぽくなったかな」
髪をひとつに結んで、後れ毛を耳にかける。
先日、上司から表情が暗いと注意されたばかりだ。
営業職なのに、お客様の前で笑顔が足りないと。
不思議と今日はちゃんと笑えそうな気がして、鏡の前で口角を上げた。
もしかしたらあの後、彼から連絡が来るかもなんて。
淡い期待をしていた。
ベッドの近くに置いていたスマホ。
充電器から外して画面を確認しても、通知はなかった。
(……さみしいな)
昨夜、あの瞬間にそう言えていたら。
何か変わっていたのかなと考えてしまう。
カバンにノートPCや手帳を入れて、出掛ける支度をする。
「よし」
普段は憂鬱な休日出勤のはずが、今日は不思議と頑張ろうと思えてしまう。
頭に浮かぶのは、あの笑顔。
――昔から、そうだった。
陽太に会うと、不思議と元気になる。
二年ぶりに、心が少し温かい。
100%ではないけれど少し充電されたスマホが、今の自分と重なった。
思わず、呆れたように笑ってしまう。
ベッド横の鏡に向かって呟く。
「大人っぽくなったかな」
髪をひとつに結んで、後れ毛を耳にかける。
先日、上司から表情が暗いと注意されたばかりだ。
営業職なのに、お客様の前で笑顔が足りないと。
不思議と今日はちゃんと笑えそうな気がして、鏡の前で口角を上げた。