口説いてんの?
凪斗と別れて、俊也に電話を掛けると
熱が下がって、少し元気になっていた。
俺が言った事は気にするな、と
いつもの口調で返されたので
薫子も気にしない事にした。
ボーリングの予定も立てて電話を切った。
もし、真太郎と先生が上手くいったら
みんなで遊ぶのも少なくなるかと思うと
少し寂しい気がした。
かと言って、それを止めることも出来ないし
応援してあげたい気持ちもあった。
☆ ☆ ☆
日曜日の昼間なので
ボーリング場には、たくさんの人が居た。
1時間ほど待ち時間があったので
みんなでビリヤードを始める。
俊也は、泳ぎもスキーも得意で
ビリヤードも上手だった。
「俊也ってさぁ、何でも出来るよねぇ。
でも、ボーリングは負けないよ!」
「薫に負けたら、男じゃないっしょ?」
なぁ?と凪斗と真太郎に目を向けると
二人は自信なさそうに、苦笑いをしていた。