口説いてんの?

凪斗と別れて、俊也に電話を掛けると

熱が下がって、少し元気になっていた。

俺が言った事は気にするな、と

いつもの口調で返されたので

薫子も気にしない事にした。

ボーリングの予定も立てて電話を切った。

もし、真太郎と先生が上手くいったら

みんなで遊ぶのも少なくなるかと思うと

少し寂しい気がした。

かと言って、それを止めることも出来ないし

応援してあげたい気持ちもあった。


     ☆     ☆     ☆


日曜日の昼間なので

ボーリング場には、たくさんの人が居た。

1時間ほど待ち時間があったので

みんなでビリヤードを始める。

俊也は、泳ぎもスキーも得意で

ビリヤードも上手だった。

「俊也ってさぁ、何でも出来るよねぇ。

 でも、ボーリングは負けないよ!」

「薫に負けたら、男じゃないっしょ?」

なぁ?と凪斗と真太郎に目を向けると

二人は自信なさそうに、苦笑いをしていた。


< 95 / 225 >

この作品をシェア

pagetop