どちらの正義が正しいか? ~『“元”連立コンビ』は学園の平和をまもりたい~
「はあ? そんなことないし! ……そういう律こそ。異能力のあつかいは相変わらず上手いけど、もう少し身体をきたえたほうがいいんじゃないのか?」
「ちゃんときたえてるよ」
「それじゃあ、毎日筋トレとかしてるのかよ」
「筋トレはもちろんできるよ。……めんどうだからやってないだけで」
「やってないのかよ!」
おれたちは先輩と戦いながらも、おたがいの動きを確認しては、つい口をはさんでしまう。
「っていうか、今回のこともそうだけどさ。勢いだけで突っ込んでいくの、いい加減やめたほうがいいよ。蓮の悪いくせだから」
「何だよ……そういう律は、いつも考えてばっかじゃん。それで手遅れになったら意味ないだろ」
「俺は……蓮、ななめ右後ろ」
「わかってる!」
律のいう通り、ななめ右後ろから異能力をつかって飛ばされてきた卓球のラケットを、片手で受け止める。