どちらの正義が正しいか? ~『“元”連立コンビ』は学園の平和をまもりたい~


「それじゃあ、おれ、もう行くから! ……あ、あと律、また痩せたんじゃないのか? グミばっかり食べてないで、ご飯もちゃんと食べるんだぞ!」
「蓮、俺の母さんみたいだな」
「お前が不規則な生活をしてるからだろ!」

まったく、律のやつ……だけどそんな減らず口をたたく余裕があるなら、だいじょうぶだろう。
いや、だけどやっぱり心配だし……今度こっそり、弁当でも作って届けてあげようかな。

そんなことを考えながら、おれは風紀委員会室に駆け足で向かった。

あわただしく走っていくおれの後ろ姿を、律がクスクスと笑いながらも、寂しそうな目で見つめていたことに――おれは、気づかなかった。


「……蓮、ごめんな。だけど俺は、俺のやり方で、この学園を変えてみせる」


これは、異能力をもつ生徒があつまる学園にて。
生徒の自由を尊重する生徒会と、規律(ルール)を守ることを第一とする風紀委員会が、時にぶつかり合い、時に協力し合いながら、学園の治安を守り――学園の闇をあばいていく物語だ。


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