私は優秀なストーカーから逃げられない
私の名前は山内琴音。26歳。営業だ。

毎日、私は、1時間ほどかけて、電車で会社に通勤している。

少し混む路線だが、女性専用車両のおかげで他の車両よりマシだ。

私が所属している部署の人はギリギリの人が多く、皆10分前から仕事に入っている人が多いが、私は、就業時間20分前に着き、少し落ち着いてから、仕事に入っている。

それが、毎日のルーティンだった。

ディスクに着くと、もう仕事をしている人がいる。

影山奏先輩だ。確か28歳。

「おはようございます。今日も早いですね。」

「お、おはよう…。そ、そうかな?や、山内さんも早いね…。」

影山さんは、めちゃくちゃイケメンでしかも優しい。

私から言うと高嶺の花の存在だ。

毎朝の2人きりの空間がちょっと嬉しかったりする。

私は給湯室へ行き、影山さんと自分のコーヒーを挿れて渡すのも日課になっていた。

「どうぞ。」

「ありがとう…。嬉しい…毎日、ありがとう…。」

ニコッと微笑まれると心臓がキューっとなる。

今日も1日頑張れそう。

私は、自分の席に戻り、仕事の準備をした。

先方に渡すデータは出来たからリーダーに送って…。

「よし!」

もう一件の分、取り掛かろう。

するとゾロゾロと他の人達が出社して来た。

「おはよう。」

「おはようございます。」

「おはようございます。」

私はリーダーに声をかけた。

「明日までの期限のものチェックお願いします。」

「あぁ。了解!ちょっと今日、出ないとだから午後から見るね。」

「はい。お願いします。」

私は別の得意先の資料作りをする事にした。


夕方になり…。

「山内さん。データ届いてないけど…。」

「えっ!?そんなはずは…。朝送りましたけど…。」

送信ボックスを見ても無い…。

あれ?

「すみません…。もう一度送ります。」

私はデータからもう一度送ろうとデータボックスをクリックしたが、そのデータが無い…。

えっ!何で?無い…。

私が青ざめてると、リーダーが来た。

「どうしたの?」

「あの…。データが無いんです…。」

「えっ…?それ…明日午後に先方に送るやつだよね?」

「はい…。今から作り直します!」

「今から…って…。」

時計を見ると16時。

「残業しても良いですか?」

「まぁ、仕方ないよね?大丈夫?残れる?」

「もちろんです!」

「とりあえず、俺も手伝うから頑張って終わらせよう。」

「すみません。ありがとうございます。」

リーダーの合田さんと一緒に資料を作り直す。

18時になり皆がゾロゾロと帰り始める。

リーダーに残ってもらうの悪いな…。

18:15分が過ぎた頃、合田さんの着信音が流れた。

合田さんが席を外した。

私は、トイレに立つと柱の陰で合田さんが電話で謝っている。

「…………………。ごめん…。ちょっとトラブルで…。行けそうにない…。浮気じゃないよ。ちゃんとプレゼントだって用意してるし…。レストランも用意してるんだから…。また別の日にお祝いじゃダメかな?……。」

たまたま聞こえてしまった…。

多分、今日、何かの記念日だ…。

電話を切った合田さんが、振り向き私と目が合うとバツが悪そうにした。

「さあ、あと半分くらいだから、頑張ろう。」

「あの!1人で出来ますので、彼女さんの所行ってください!」

「1人でって…。この量1人は無理だよ。良いんだよ。俺はリーダーなんだから…。」

「そんな…。すみません…。」

泣きそうになる…。

すると影山さんが戻って来た。

「何で影山君戻って来たの?」

「あぁ。忘れ物っす。あれ?お二人で残業ですか?確か合田さん、今日、彼女の誕生日って言ってませんでした?やっと一年待った人気店の予約取れたって言ってたの今日じゃなかったでしたっけ?」

やっぱり!

「良いんだよ。さぁ、山内さん、仕事戻ろう。」

「何かトラブルですか?何なら俺、代わりますよ?せっかくの誕生日祝ってあげてください。」

「いや、いいよ。」

「良いですよ。引き継ぎしてください。」

影山さんは合田さんから引き継ぎ合田さんを帰した。

「さ!頑張っろっか。」

「すみません。」

「良いんだよ。じゃあ早く終わったらご飯食べに行かない?美味しそうな所見つけたんだけど、男1人では入りにくそうな所見つけてね…。付き合ってくれる?」

「もちろんです!」

「じゃあ早く終わらせよう。」

残り半分を1時間で終り、19時に終わった。

「ありがとうございました!」

「うん。あ!早く行こう!閉まっちゃう!」

「え!?」

そう言うと影山さんは帰り支度をして私の手を取り走った。

連れて来られた所は、可愛いカフェだった。

確かに男の人1人は恥ずかしいのかもしれない。

カップルだらけだ。

「ごめんね。急がせて。ここのパフェが美味しそうなんだけど、見ての通りカップルだらけで入りにくくて…。女の子同士なら行けそうだけど…。ごめんね…。これ食べたらご飯行こう。」

「影山さん、彼女いないんですか?てっきりいると思ってました…。指輪してるし…。」

「あぁ…。これ?これは女避け?営業とか回ってるとさ、色々あるでしょ?」

まぁ私はないけど、影山さんならあるんだろうな…。

なんか納得…。

ここの有名なパフェらしく2人で一個の大きめなパフェだった。

可愛く彩られたパフェを前にイケメンが嬉しそうにしているのが可愛すぎる。

「写真撮って良い?」

私も何枚か写真を撮って2人で食べ始めた。

味も見た目ばかりでなく美味しかった。

そして、その後はお茶漬け専門店に連れて行ってもらった。

会社では周りの目が気になるので影山さんとはほぼ朝の挨拶しかできてないが今夜は色々な話をした。

そしていつのまにか、時間が過ぎていた。

「もうこんな時間!帰らないと!電車無くなっちゃう!」

「そうだね…。明日も会社だし。今日は楽しかった。ありがとう。また1人で行けない店に付いてきてくれる?」

「もちろんです。私で良ければ是非!」

なんだか秘密を共有したみたいで嬉しい。

帰る方向も一緒で、最寄り駅まで一緒だった。

そして…送ると言われて送ってもらうとマンションも一緒でお隣りさんだった。

「すごい偶然ですね!」

「本当だね。よろしくね。」

「おやすみなさい。」

「おやすみ…。」

お互い扉を開けて手を振って別れた。

すると影山さんからメッセージが届いた。

『今日はありがとう。楽しかった。また行こうね。』

そして私がパフェを頬張っている所やお茶漬けを食べている所などの写真が送られて『可愛い』添えられていた。

これが可愛いかは置いておいて、こんな事されたらドキドキしちゃう。

私はなんだか夢のようなフワフワした気持ちになった。



朝起きると、勝手にアラームを消していたようで、出る10分前だった。

私は急いでメイクだけをして、駅に走った。

いつもの女性専用車両には乗れなかった。

仕方ないよね…。

後ろから男の人に密着されている。

身動きも取れない。

少しして、何かお尻に違和感を感じた。

後ろの人の鞄が当たってる?

でも違った…。

お尻触られてる!

痴漢だ!

今日に限ってスカートだ…っ。

いきなりスカートの中に手を入れられてストッキングを破られて下着をずらされて、陰部パックリ開かれた。

何これ!

そして目の前にスマホの画面を見せられた。

そこには私の名刺と陰部が写っていた。

嘘!?

何で私の名刺があるの?

そして何で私ってわかったの?

確かに今は電子で交換もあるがまだ名刺を交換する所も多々ある。

交換した人?

すると鞄を見ると名刺入れが上にポンッと入っていた。

どうやら私の鞄から抜き取ったらしい…。

個人情報バレた。

後ろの痴漢は、私のお尻を撫でながら耳元で囁いた。

「明日もこの車両に乗ろうね…。じゃないと…わかるよね?」

たまに窓に映る後ろの男は前髪が長くて分厚いメガネをかけていて顔が見えない。

私は1時間ずっとお尻を触られ続けた。

会社に着き、予備のパンストに履き替えて心を落ち着かせた。

どうしよう…。

明日、乗らなかったらどうなるの?

私はその日の業務は上の空だった。



次の日、私はパンツスーツで勤務して痴漢は無視する事にした。

次、何かしたら警察に言うんだから!

私は女性専用車両に乗った。

こんなにもここが安心する場所だなんて思わなかった。



そして会社に着きパソコンを立ち上げると、知らないアドレスからメッセージが来ていた。

『約束したのに…。明日、来なかったら皆に見てもらおうか…。』の文章と共に昨日撮られた写真が送られて来た。

嘘!?

私が消そうとしても消せない。

焦っている私に影山さんが声をかけて来た。

「どうしたの?顔青いよ?体調良くない?」

「いえ!だ、大丈夫です!」

するとパッとその画面もメッセージも消えた。

もしかしたら相手はパソコンに詳しいのかも…。

明日、同じ車両に乗らないと、きっとさっきの画像を流される…。

警察に行こうにも証拠が何も無い…。


そうだ!現行犯で捕まえよう!

その場で捕まえたら、大丈夫!だと思う!




次の日パンツスーツで約束の車両に乗り込んだ。

手を掴んでやるんだから!

扉が閉まり電車が動き出した。

するとまたお尻に手が当たった。

来た!

耳に唇が当たる。

「おはよう…。今日はパンツスーツなんだね…。可愛いね…。今日は君にプレゼントがあるんだ…。」

そう言うと、男は私のズボンのボタンを外して、下着の中に手を入れて来た。

「止めっ…っ。あっ。」

男は素早く私の陰部に何かを入れた。

そしてスッと手を抜くと今度はブラウスの中に手を入れてブラの中に手を入れて何か冷たい物を乳首に塗られた。

男は私のブラウスからも手を抜いて後ろから私を抱きしめた。

「気に入ってもらえると嬉しいな…。」

耳に唇を付けて囁かれると、そこから首筋までゾクゾクしてくる。

あれ?なんか身体…熱い…。

お腹の中と、乳首が熱くてムズムズしてきた。

「んっ。ふっ。んっ。はぁ…っ。はぁ…。」

陰部がウズウズする…。

息も荒くなる。

「効いてきた?これはね…。即効性のある媚薬だよ…。身体…熱くなってきたねぇ…。」

耳に男の唇が当たるだけでピクンと身体が揺れる。

「触って欲しい?」

さわさわとお尻を撫でられる。

「っ!」

お尻を撫でられながら耳にキスをされた。

男はゆっくりと耳を舐め始めた。

声出ちゃう。

私は手で口を押さえた。

耳元で男が、フッと笑うとゆっくりとブラウスの中に手を入れてブラの上から胸を揉み始めた。

「んっ。あっ。やっ。」

気持ちいい…っ。

「可愛い…。めちゃくちゃ乳首勃ってるよ?気持ちいいねぇ…。もっと触ってあげる…。」

男はそう言うと耳に舌を這わせて、直に乳首を指で摘み上げコリコリと刺激してきた。

そして顔の前にスマホを掲げた。

ダメッ!

声出ちゃう。

私は口を手で押さえて声を殺しながら片手で男の手を掴む。

この手を挙げて痴漢ですって言ったらきっとこの男は捕まる。

でも気持ち良過ぎて、頭がぼーっとして力が入らない…っ。

男は耳に舌を入れたり舐めたり、甘噛みしたりしながら片方の手で乳首も強く摘んだり爪で引っ掻いたり止まらない。

ダメッ!なんか来ちゃう!

「んっ!」

私はピンッと身体を仰け反らしてイッてしまった。

電車の中で…。公共の場でこんな事…。

私は恥ずかしさのあまり泣きそうになった。

男はいつの間にかブラをずり上げて、乳房を揉みながら今度は私の反対側の耳を舐めようと髪の毛を耳に掛けた。

「可愛くイケたね…。ほら見て?髪のイキ顔。可愛いなぁ…。他の奴らには見えないようにしてるから大丈夫…。安心して気持ち良くなって良いからね…。」


確かに男は私と身長差があり、男が覆い被さっているため、周りからは私が隠れている。

そして男は今度は反対の耳と乳首を刺激し始める。

止めてッ!

私は呆気なくイッてしまった。

男は、男を見上げた。

「もう止めてください…っ。んあっ。」

男は私の顎を真上に向かせると私の唇を貪った。

嘘!キスされてる!

乳首を片手で弄られながら前にはカメラで撮影され、男は私の口の中まで侵入してきて舌を絡ませた。

気持ち悪いのに気持ちいい…っ。

「んふっ。んっ。んっ。んっ。」

絶対、周りに気づかれてる…っ。

そう思うだけで気持ち良くなっちゃう…っ。

男が唇をゆっくりと離すとお互いの口を糸が引いた。

それを男はまた唇を重ねて音を立てないように飲み込んだ。

そして今度は両手で両方の乳首を刺激した。

ダメダメダメ!イッちゃう!

ピクンッと大きく私の身体が跳ねた。

私は立っていられなくなり、男にもたれてしまうと男は片手で胸を触り、片手はパンツの中に手を入れて来た。

「もうぐっしょり濡れてる…っ。俺で感じてくれたんだね…っ。」

男が言うように既に私の下着は愛液で濡れていた。

そして男は愛液を私の突起に塗りこんで指の腹でグリグリ押して来た。

コレ無理ッ!

私はすぐにイッてしまった。

すると男は耳に唇を付けて囁いた。

「敏感になってる…プレゼント気に入ってくれたってわかって嬉しいよ…。」

そう言うと、男は両手をパンツに突っ込んで、片方は突起をもう片方を私の中に指を挿れて来た。

声出ちゃう!

そう思った瞬間、男は私にキスをして、口を塞いだ。

そして男はゆっくり両手を動かした。

「んっ、んっ、んっ、んっ、んっ。」

もうダメだ…っ。

ここが電車の中だという事も、周りに沢山の人がいる事も、理性が焼き切れてどうでも良くなってしまった私は、男の舌に自分からも絡ませて腰を振って更なる刺激を求めながら、私は大きくイッてしまった。

ビクンッビクンッと身体を痙攣させると男は私の身なりを整え始めた。

「可愛くイッたね…。これで、また君の可愛いコレクションが増えた…。あぁー。可愛すぎる…。明日も愛し合おうね…。」

そう言うと男は、前のドアに吸盤か何かでいつの間にか、くっつけたスマホを回収して画像を私に見せて来た。

「ほら?可愛い…。」

私が男とキスをしながら手で刺激され腰を振りながらイッた動画が映っていた。

「また明日ね?」

そう言って男は、私にキスをして駅を降りていった。




毎日こんな事され続けたら…いつか犯される…。

もう犯されてるけど、まだ触られただけ…。と自分に言い聞かせている。


会社に着く頃には、身体の火照りは治っていた。





私は次の日、怖くて仕事を休む事にした。

今日は金曜日だから、とりあえずは、土日を含めて3日は電車の事考えなくて済む。

でもいないとわかったら会社に画像流されているかも…。

私は恐怖で震えていた。

でも身体は甘く疼き昨日の快感を覚えて濡らしていた。


夜になり、定時の時間になると、影山さんからメッセージが届いた。

『今日、熱出たって聞いたけど大丈夫?何か食べたい物あれば持って行くよ?』

なんて優しいんだろう…。

『ご心配おかけしてすみません。食欲無いので大丈夫です。お気遣いありがとうございます。』

そう返して布団に包まった。

しばらくすると、インターフォンが鳴った。

覗き穴を見てみると影山さんだ。

私はドアを開けた。

「ごめんね。体調悪いのに…。コレなら食べれるかなって…。昨日様子がいつもと違っていたから‥というか最近かな?体調ずっと悪かったの?ごめんね…。気付かなくて…。」

優しい影山さんの声に涙が溢れた。

「えっ!?どうしたの!?だ、大丈夫?」

「ごめんなさい…っ。あまりにも、影山さんが…っ、優しいから…っ。」

「何か…あった?俺で良ければ聞くよ?女の子の部屋に上げてって言うのはどうかと思うから…。内山さんさえ良ければどこか行こうか?」

仕事を終えて帰って来た影山さんにまたどこかへ行ってもらうのも悪い気がしたので上がってもらった。

「ごめんね…。一人暮らしの女の子の部屋に上がり込んで…。」

私は部屋に上がってもらい、お茶を出した。

そしてここ最近の痴漢について話した。

「それは…酷い…。怖かったね…。警察には行ったの?」

私は首を横に振った。

「もし行ったら画像も写真も流されそうで…怖くて…。」

「そうか…。彼氏に来てもらうとかは?」

「彼氏なんていません…。」

「そう…。あの…嫌じゃなかったら俺が彼氏役しようか?」

「そんなの彼女さんに悪いです!」

こんなイケメンで優しいんだから彼女がいるに決まってる。

「いないよ。彼女なんて。」

「嘘…。会社でも噂になってます…。」

「噂は噂だよ。いないよ…。好きな人はいるけどね。」

「そうなんですか?でも…だったら勘違いされちゃいます。」

「いいよ。そんなの。それに内山さんのそんな事、聞いてほっとけないよ。もし襲われてたらって心配だよ…。俺のためだと思って…ね?」

「良いんですか?」

「もちろん。」

「あ、ありがとうございます…っ。」

私は涙が溢れた。

影山さんは、私を抱きしめた。

「ごめんね…。男に触られるの嫌だろうけど…。もう、大丈夫だから…。」

私達はしばらく抱き合っていた。

私が落ち着くと影山さんはゆっくりと離れた。

「あ!そうだ!最近、元気なかったからコレ…。駅前で見つけてどうかなって…。」

クマのぬいぐるみとクマのぬいぐるみのキーホルダーだ。

「可愛い…。」

「あー。良かった。笑った。ここに飾って置こうか?あと鞄にも付けてあげる。」

「ありがとうございます。」

「じゃあ月曜日からよろしく。」

「はい。よろしくお願いします。ありがとうございます。」

影山さんは私の頭を撫でて微笑んだ。

コレされたら皆、堕ちるよね…。

ドキドキする。

私はドキドキしているのを誤魔化してそっと影山さんを盗み見した。

こんな優しい人の彼女さんって幸せだろうな…。

好きな人いるってどんな人だろ…。

良いなぁって何考えてるの!

影山さんのお陰で週末は怖い思いをしなくて済んだ。




月曜日…。

影山さんは、私の出る時間に合わせてくれると言ってくれたので、時間になって出ると、影山さんはもう外で待っててくれた。

「おはようございます。」

「おはよう。良く休めた?」

「はい。おかげさまで。ありがとうございます。」

「良いよ。さぁ行こうか。手を繋ごう…。」

「えっ?」

「恋人同士でしょ?どこから見てるかわからないから…。ね?」

「はい。」

私は手汗をズボンで拭いて手を出すと影山さんは、指を絡めた。

恋人繋ぎだ…。

スマートにする辺り慣れているんだろうな…。

そして、私は、女性専用車両に向かおうとしたら止められた。

「いつもの車両に乗らないと…。」

「あ!そうだった!何のためにお願いしたかわからない…。」

「さぁ行こっか…。」

すると手を引かれて階段すぐの車両の入り口で待った。

緊張する…。

影山さんがいてくれるから大丈夫…。

電車がホームに入って来て、扉が開いた。

「こっち。」

手を引かれて、痴漢に遭った場所と同じ場所に立ってしまう。

「こっちおいで。」

手を離して影山さんが私を抱きしめて来た。

「あ、あの…っ。」

「どこにいるかわからないし…。こうした方が恋人みたいだろ?」

耳元で囁かれるとドキドキしてしまう…。

密集した場所で抱きしめられていると暑くなってくる…。

汗かいてる…。

臭ってないかな…。

私がゴソゴソしていると、影山さんが私の顔を至近距離から覗き込んだ。

あれ?この顔…。

既視感…。

「どうしたの?」

「暑くないですか?汗かいちゃって…。臭ってたらごめんなさい…。」

「そんな事…?」

影山さんが、笑いながら、私の首筋に鼻を付けた。

「あっ。」

「別に臭わないよ?どっちかというと良い匂い…。」

影山さんは天然の人たらしだろうか?

影山さんはその後もずっと私を抱きしめて、時折、私の頭に頬を擦り付けたり、唇を当てたりした。

こんなの毎日…。私、心臓もたないよ…。

でも、影山さんのお陰で痴漢は現れなかった。

「ありがとうございました!」

「良かったね…。痴漢来なかったね。これから毎日一緒に出社しようね…。」

「良いんですか?だって…。好きな人いるのに…。」

「良いんだよ。だって今日、恋人のフリしてたら痴漢は来なかったし…。お互い汗は少しかいちゃったけどね。」

そう言うと、影山さんは、私の額の汗をハンカチで拭いてくれた。

それから毎日、影山さんと恋人繋ぎをして、電車の中は抱きしめられて、駅のホームに着くと手を離した。




少し経った頃…。

今日は少しだけ残業をした。

あー疲れた…。

朝よりかはマシだが混んでいる。

電車がホームに入って来た。

扉が開き、人が流れて押されて入り口の端に追いやられた。

扉が閉まり、電車が動き出した。

時間は違うが、いつも乗っている急行列車。


すると…。

ゾワっと後ろに感じた。

「やぁ。こんばんは…。ねぇ…。彼氏…出来たの?あれからいつも男とイチャついてるからさぁ…。寂しかったよ?」

ヤバい!今日スカート!

私が男の手を握る前に男は私のスカートに手を入れてまたあの媚薬を挿れられた。

しかも突起にもたっぷりと塗られた。

「やっ。」

男の手はまたブラウスから手を入れて乳首にも媚薬を塗りたくった。

「君…。これ好きみたいだから…。この前よりたっぷり塗ってあげたよ…。もちろん中にも…。」

男は、スマホをまた窓にくっつけて、録画ボタンを押した。

止めてっ!

ブラウスのボタンを外されブラをずり上げられて、両手で、乳首を弄られている。

「ははっ。気持ちいいねぇ…。この前より感じてる…っ。可愛いよぉ…っ。あの男にもこんな事されているのかなぁ?ん?妬けちゃうなぁ…。」

「止めっ!んっ。んっ。」

「いいの?感じちゃって…。彼氏、悲しむねぇ。他の男の手でこんなに感じちゃって…。くくっ。もう乳首ビンビンだよ?ほら?カメラの方、向いて可愛い顔見せて?ほらっ!」

グリグリ、カリカリと刺激され私はビクンッと身体を震わせてイッた。

乳房を揉まれながら耳も舐められる。

また理性が焼け切られてしまう…っ。

スカートをたくし上げられ、下着をずらされ、パックリと割れ目を広げられ突起をゴシゴシと擦られた。

「んあっ。んふっ。あっ。あっ。んっ。んっ。んっ。んっ。」

「愛液がダラダラだね…。気持ちいいねぇ…。可愛いよ…。ほら?イッて。ほら!」

「んっ!」

私は口を押さえて身体を仰け反らせてイッた。

「キスしよっか…。ほらこっち向いて?そう…んむっ。」

私は上を向き男の唇に自分のものを重ねてしまった。

片方の指で突起を弄られて、片方は中に挿れてぎゅっと中に挿れられる。

耳元で囁かれる。

「感じる所教えて?ん?ここかな?それともここ?」

耳を舐めながら男は中の色んな場所を擦る。

ある所を擦られると身体がビクンッと大きく揺れた。

「あぁーここかぁー良い場所…。ほら?キス…。忘れてる…。んっ。えらいね…っ。」

『良い場所』を何度も擦られながら、突起を扱かれる。

私は、男と舌を絡ませて、声を飲み込まれ、この前の大きな波に襲われそうになっている。

んんっ!

グッタリと力が抜けて立てない…。

すると男は私のパンツを少し上げて、自分のズボンのジッパーを下ろして、ゴソゴソしだした。

すると私の太ももに何かが当たり、私の突起と膣口を刺激した。

もしかして…っ。

ヤダヤダヤダ!

知らない男の陰部を擦られている。

嫌なのに感じちゃう…っ。

男のモノが私の突起に当たり気持ちいい…っ。

ダメダメダメッ!

身体がのけ反りピンっと身体に力が入り、パンツの中に男の精子が吐き出された。

「一緒にイッたね…。もう着いてしまうね…。後で楽しんで…。」

そう言うと男は私の中に冷たい物を挿れて、突起と乳首にも塗りたくった。

そして最寄駅に着いた所で、男に電車から降ろされると男はさっさと出て行ってしまった。

どうしよう…。

身体が熱い…。

私は休憩をしてフラフラしながら改札を出た。

すると…。

「あれ?内山さん?」

振り向くと影山さんだった。

「今帰り?遅かっ…たってどうした?顔が赤い…っ。」

背中に手を置かれて、それだけでも感じてしまう…。

ビクッと身体を震わせて影山さんを見ると顔を赤くしている。

「とりあえず帰ろう。」

抱きしめられるようにマンションに連れて帰ってもらう。

「歩けていないから、ちょっと部屋に入らせてもらうよ…。」

部屋に入ると、影山さんは、私を抱きしめた。

「んっ。あっ。」

甘い声が出てしまう…。

「何があったの?」

私はさっきの事を話した。

「下着脱ごうか…。脱いで洗ったほうが良い。」

私はお風呂場へ行き、下着を脱ぐとベッタリと性液が付いていた。

お風呂に入り身体も洗うが、シャワーの刺激だけでも身体が疼いて仕方ない…。

なかなか出て行けない私を心配してか、お風呂場まで影山さんが来てしまった。

「大丈夫か?」

どう答えれば…。大丈夫と言えばすぐに出なくては行けない。

何も言わない私に何かあったのかと心配になった影山さんが扉を開けてしまった。

「開けるよ…。」

扉を開けられると、私はしゃがんだ。


裸を見られるのはやっはり恥ずかしい。

「大丈夫?」

背中に手を置かれて、その指の感触でさえ感じてしまう。

「大丈夫じゃなさそうだね…。媚薬で身体が疼いているんだろう?」

手にクマのタオル掛けを持ちながら心配してくれている影山さんがなんだかおかしかった。

私のタオル掛けをクマの物に変えると、影山さんはタオルを私に掛けてくれた。

そのまま部屋に戻り、ベッドに連れて行かれる。

「あのさ…。身体…疼くんだよね?鎮めるために…、いや…彼氏のフリしてたけど、君の本当の彼氏になりたいんだけど…ダメかな?」
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