時田君と私の秘密の契約〜毎週金曜日の秘め事〜
 「時田くんまだ少ししか飲んでないのにもう酔ってる⁇今日お昼食べ損ねてたし、空きっ腹にお酒飲んで酔いが早く回っちゃったんじゃないかな⁇」

 時田くんからビールの瓶を取り上げた私は時田くんの直球すぎる質問を必死ではぐらかした。このまま時田くんが酔い潰れて忘れてくれれば、昼間の私の恥ずかしいキーワードも、闇に紛れて誤魔化せると思ったからだ。

 「俺はそんなに酔ってません。少し酔ってるけど、まだシラフです…。向日葵さん、それなら俺を利用してください」

 時田くんのびっくりすぎる言葉に思わず耳を疑った。俺を利用してくださいとはどう言う事だろう…⁇時田くんは少し酔いながらも真っ直ぐに私を見ている。
 
 「何言ってるの⁇時田くん⁇やっぱり酔ってるよね⁇」

 「だから俺はそこまで酔ってません。僕が向日葵さんの性欲処理係になります」

 真っ直ぐ私を見ている時田くんの目は真剣で、とても冗談には見えない。私は焦ったように時田くんから少し視線を逸らした。

 「時田くん、それ本気で言ってる⁇酔って言ってるにしてはタチの悪い冗談だよ⁇」

 「本気です。タチの悪い冗談なんかじゃありません。その方が俺と向日葵さんの利害が一致するんです」

 一体彼は何を言っているのだろう⁇時田くんがいきなり私の性欲処理係になると言ったり、利害が一致すると言ったり、私にはさっぱり意味がわからない…。
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