傲慢すぎる警視に衛られて愛される
早坂が満足そうに頷いてレンゲを愛に返した。


「先生、自分の頼んだじゃないですか」

「キミのが食べたかったんだよ」


流し目で早坂が愛に言う。

愛の顔が一気に赤くなった。

逢坂がスープを音を立てて飲んだ。


「逢坂くんも一緒とは、珍しいね」


早坂が逢坂に話しかけた。


「たまたまだ」

「ふうん」


早坂は愛を見た。


「こんな夜に偶然会うなんてことがあるのかぁ」

「逢坂さんの縄張りのようですよ」

「あーそこにキミが入っちゃったんだ」


早坂の腕が愛の肩にまわる。


「先生」

「ん?」

「近いです」

「そう?」


早坂は引かなかった。

逢坂の視線が早坂の手に向いた。


「山下さん、今週末は空いてる?」

「え? あ、今週はずっと仕事があって」

「そっか、残念」
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