傲慢すぎる警視に衛られて愛される
「やあ」


聞き覚えのある声と同時に愛の肩に誰かが触れた。


「早坂先生!? なんでここに」

「夜の散歩コースなんだよね、ここ」


逢坂が早坂を鬱陶しそうに見た。

早坂は愛と逢坂を交互に見て交互に指さした。


「あれ、デート?」

「違います」

「違う」


2人の声が揃った。


「そう」


早坂は構わず愛と逢坂の間に割り込むように座った。


「ちょっと、先生」

「醤油ラーメン。メンマ少なめで」

「あいよ」


店主が笑いながら答える。

早坂は愛のラーメンを覗き込んだ。


「おいしそうだね」

「おいしいです」

「寒いな」


早坂がわざとらしく手をこすった。


「スープ一口もらっていい?」

「え? あ、どうぞ」


早坂が愛のレンゲを取り上げてスープをすくう。

逢坂の箸が、ぴたりと止まった。


「うん、おいしい」
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