傲慢すぎる警視に衛られて愛される
21話
朝の電車の中は程よい混み具合だった。
ドアの近くで女子高生がスマホを見ている。
耳にはワイヤレスイヤフォン。
スマホ画面に集中していた。
少し離れた場所に立つ40代くらいの男が、その女子高生をじろじろと見ていた。
男が女子高生の背後に回り、おしりを撫でる。
次の瞬間、男の腕を女子高生が後ろ手に掴んだ。
「っ!」
男が驚いて顔をあげると女子高生が向き直っていた。
ワイヤレスイヤフォンをしたまま、にやっと笑っている。
愛だった。
女子高生に変装していたのだ。
愛が腕をひねり上げる。
「いて! いぃぃぃ!!」
周りの乗客がさっと離れ、愛と男の周りに自然とスペースができた。
愛は男の腕を押さえ込んだまま、動かなかった。
次の瞬間、男の手首に冷たい金属が触れた。
手錠だった。
男が振り返ると迫田が立っていた。
「はい。現行犯逮捕」
迫田はいつも通り淡々と言った。
そのすぐあとに電車が駅に滑り込んだ。
ドアの近くで女子高生がスマホを見ている。
耳にはワイヤレスイヤフォン。
スマホ画面に集中していた。
少し離れた場所に立つ40代くらいの男が、その女子高生をじろじろと見ていた。
男が女子高生の背後に回り、おしりを撫でる。
次の瞬間、男の腕を女子高生が後ろ手に掴んだ。
「っ!」
男が驚いて顔をあげると女子高生が向き直っていた。
ワイヤレスイヤフォンをしたまま、にやっと笑っている。
愛だった。
女子高生に変装していたのだ。
愛が腕をひねり上げる。
「いて! いぃぃぃ!!」
周りの乗客がさっと離れ、愛と男の周りに自然とスペースができた。
愛は男の腕を押さえ込んだまま、動かなかった。
次の瞬間、男の手首に冷たい金属が触れた。
手錠だった。
男が振り返ると迫田が立っていた。
「はい。現行犯逮捕」
迫田はいつも通り淡々と言った。
そのすぐあとに電車が駅に滑り込んだ。