傲慢すぎる警視に衛られて愛される
(どういうこと……)


胸がざわざわとうごめいた。

真凛は逢坂に寄り添うように話している。

逢坂は真凛の涙を指で優しく拭った。

まるで恋人にしているように――

愛はその光景をただただ呆然と見ているだけしか出来なかった。

何か話している様子の逢坂と真凛だが、まったく聞こえない。

そこへ救急隊員が近づいてきたので真凛をお願いしている。


(あの人、あんな優しい顔できるんだ)


名残惜しそうに真凛は逢坂を見ていた。

その真凛に優しく微笑み逢坂は手を振る。

『あとで』

口元はそう言っているのが辛うじて読み取れた。
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