傲慢すぎる警視に衛られて愛される
そこへ真理恵が出勤してくる。


「おはようございまーす」


鳴海は立ち上がって真理恵の方へ逃げた。


「あ~花園さん、今日から山下さんに相談者対応教えてあげてね」

「係長! まだ話は終わってない――」

「色々学ぶんだよ」


鳴海は愛の言葉を遮りそそくさと出て行ってしまう。

愛は唖然とするしかなかった。


(なんて、逃げ足の速い)


真理恵は愛の肩に腕を回した。


「ねぇ、ところでさ、どんな人がタイプ?」

「え?」


愛はまだ怒りが収まらない様子で声に棘が出てしまう。


「いきなり、なんですか?」

「ほら、まずは山下さんのこと知らないとでしょ?で、どんな男がタイプ?」

「男?」


その時だった。

奥の仮眠室から逢坂が眠そうな顔で出てきた。

愛は逢坂を睨みつける。

真理恵は愛の視線を辿り「なるほど~」と頷いた。


「山下ちゃん、あーゆーのがタイプか」

「え?」


愛は真理恵の視線の先に逢坂がいることで驚愕。


「ちがう!やめてください!」

「おーおームキになるのは怪しいの~確かに顔は国宝級に良いからね~あのあと給湯室で何かあったのかしらん」

「絶対にないです!」

「ぷぷぷ」


愛、真理恵の腕から逃れて逢坂の方へ向かった。

「あら、積極的」という真理恵の声が聞こえたが無視した。
< 27 / 164 >

この作品をシェア

pagetop