傲慢すぎる警視に衛られて愛される
※怖いシーンが入っています。苦手な方は飛ばしてください。
9年前は雨が降っていた。
大きな通りでは女性の叫ぶ声が聞こえた。
人が遠巻きに見ている。
それなりに人通りは多い。
中にはスマホをかざしている人もいた。
高校生の愛が真ん中で傘もささず、ずぶ濡れで立ち尽くしている。
近くには女性が顔を抑えてうずくまっていた。
その女性は姉の美憂だった。
愛は目を見開いた。
美憂の顔から血が流れているのが見えたからだ。
近くに血の付いた刃物が落ちた。
数人の警察官が美憂を傷つけた犯人を取り押さえている。
犯人は中田昴、20歳。姉のストーカーだった。
愛は中田を見た。
中田は美憂を見て笑っていた。
そこへ母、佳代子が走ってやって来る。
「美憂! 愛!」
母の叫び声で我に返った。
佳代子は美憂の傍へ向かう。
佳代子は美憂の手を顔から引きはがして泣き叫んだ。
「美憂! 美憂!」
美憂は再び顔を抑える。
「痛い! 痛い!」
愛は呼吸が荒くなっていく。
美憂の指の隙間から血が流れていた。
(護れなかった……私はお姉ちゃんを護れなかった……)
愛はショックを受け、その場に立ちすくんだまま、救急隊員に囲まれる美憂と佳代子をただ見ていた。
大きな通りでは女性の叫ぶ声が聞こえた。
人が遠巻きに見ている。
それなりに人通りは多い。
中にはスマホをかざしている人もいた。
高校生の愛が真ん中で傘もささず、ずぶ濡れで立ち尽くしている。
近くには女性が顔を抑えてうずくまっていた。
その女性は姉の美憂だった。
愛は目を見開いた。
美憂の顔から血が流れているのが見えたからだ。
近くに血の付いた刃物が落ちた。
数人の警察官が美憂を傷つけた犯人を取り押さえている。
犯人は中田昴、20歳。姉のストーカーだった。
愛は中田を見た。
中田は美憂を見て笑っていた。
そこへ母、佳代子が走ってやって来る。
「美憂! 愛!」
母の叫び声で我に返った。
佳代子は美憂の傍へ向かう。
佳代子は美憂の手を顔から引きはがして泣き叫んだ。
「美憂! 美憂!」
美憂は再び顔を抑える。
「痛い! 痛い!」
愛は呼吸が荒くなっていく。
美憂の指の隙間から血が流れていた。
(護れなかった……私はお姉ちゃんを護れなかった……)
愛はショックを受け、その場に立ちすくんだまま、救急隊員に囲まれる美憂と佳代子をただ見ていた。