傲慢すぎる警視に衛られて愛される
12章
奈美を母親に預けると、愛はそのまま逢坂の元へ向かった。
病院内へ入ると処置室を案内された。
カーテンの隙間から青白い腕が見えて、愛は息を飲んだ。
「逢坂さん!?」
カーテンを勢いよく開ける。
ベッドに寝ている逢坂の顔色は悪く愛は息が止まりそうだった。
「お、逢坂さん!? 逢坂さん!?」
(そんな、そんなに重症で!?)
「いや! そんなの!」
愛は逢坂のベッドの横で泣き崩れた。
「うるせぇ!」
「へ?」
「喚くな!」
「い、生きてる?」
「は? 当たり前だろ!」
逢坂が目を開けているのを見て、愛の涙が引っ込んだ。
「お前、泣いてるのか?」
逢坂が半笑いで言う。
「だって、だって……」
愛は涙を手で拭いながら逢坂を見た。
顔色は悪いが、目はしっかりと開いている。
「かすり傷だと言っただろ」
「どこがかすり傷ですか! 刺されてるじゃないですか!」
「大げさな」
「大げさじゃない!」
愛はベッドの横にぺたんと座り込んだままだ。
「こっちは最近、睡眠不足なんだ。寝かせろ」
「すみません」
沈黙が流れる。
「なんで泣いてるんだ、お前」
「知りません。勝手に出てきました」
逢坂はニヤニヤ笑いながら愛を見た。
「なんだよ、俺に惚れてんのか?」
病院内へ入ると処置室を案内された。
カーテンの隙間から青白い腕が見えて、愛は息を飲んだ。
「逢坂さん!?」
カーテンを勢いよく開ける。
ベッドに寝ている逢坂の顔色は悪く愛は息が止まりそうだった。
「お、逢坂さん!? 逢坂さん!?」
(そんな、そんなに重症で!?)
「いや! そんなの!」
愛は逢坂のベッドの横で泣き崩れた。
「うるせぇ!」
「へ?」
「喚くな!」
「い、生きてる?」
「は? 当たり前だろ!」
逢坂が目を開けているのを見て、愛の涙が引っ込んだ。
「お前、泣いてるのか?」
逢坂が半笑いで言う。
「だって、だって……」
愛は涙を手で拭いながら逢坂を見た。
顔色は悪いが、目はしっかりと開いている。
「かすり傷だと言っただろ」
「どこがかすり傷ですか! 刺されてるじゃないですか!」
「大げさな」
「大げさじゃない!」
愛はベッドの横にぺたんと座り込んだままだ。
「こっちは最近、睡眠不足なんだ。寝かせろ」
「すみません」
沈黙が流れる。
「なんで泣いてるんだ、お前」
「知りません。勝手に出てきました」
逢坂はニヤニヤ笑いながら愛を見た。
「なんだよ、俺に惚れてんのか?」