無能魔女の甘すぎる誤算 ~成り行きで助けた最強魔術師様が熱烈に求愛してくるのですが~
シリルが目を丸くする。
(あ、やば)
リディアはまずいと思う。レイが『リディアが落ちたから』というわけのわからない理由で合格辞退したことはシリルには黙っていたのだ。
なので、シリルは今の今までレイが普通に採用試験で落ちたのだと思っていたはずだ。
怒られる、と思ったリディアは身構える。しかし、シリルはあっけらかんとした様子だ。
「どうりで! レイが落ちるなんておかしいと思ったんだよな。今年の採用試験感はよっぽどの節穴だと思っていたが、そういうことなら納得だ」
「……師匠、怒らないのですか?」
「怒るも何も、どうせリディアが落ちたから行かないとか言い出したんだろ?」
「あ、はい」
既に予想されていた。
そのとき、カタンと音がして「誰?」と声がした。
ドアの前に立っていたのは、片手に野鳥を持ったレイだ。
「レイ、おかえり!」
リディアは笑顔でレイを出迎える。
「リディア、あの人誰?」
「師匠のお友達みたい」
「なんで先生のお友達がリディアを訪ねてくるの?」
(あ、やば)
リディアはまずいと思う。レイが『リディアが落ちたから』というわけのわからない理由で合格辞退したことはシリルには黙っていたのだ。
なので、シリルは今の今までレイが普通に採用試験で落ちたのだと思っていたはずだ。
怒られる、と思ったリディアは身構える。しかし、シリルはあっけらかんとした様子だ。
「どうりで! レイが落ちるなんておかしいと思ったんだよな。今年の採用試験感はよっぽどの節穴だと思っていたが、そういうことなら納得だ」
「……師匠、怒らないのですか?」
「怒るも何も、どうせリディアが落ちたから行かないとか言い出したんだろ?」
「あ、はい」
既に予想されていた。
そのとき、カタンと音がして「誰?」と声がした。
ドアの前に立っていたのは、片手に野鳥を持ったレイだ。
「レイ、おかえり!」
リディアは笑顔でレイを出迎える。
「リディア、あの人誰?」
「師匠のお友達みたい」
「なんで先生のお友達がリディアを訪ねてくるの?」