無能魔女の甘すぎる誤算 ~成り行きで助けた最強魔術師様が熱烈に求愛してくるのですが~
「……消せるの?」
「普通はできない。だが、術者より優れた魔法使いなら解呪できる可能性がゼロではない。試してみる価値はあるはずだ」
レイは黙り込む。
「レイ。いつも言っているけど、レイには自分のやりたいことをしながら自由に生きてほしいの。そのために、それは消そうよ」
「……うん。でも、そのおっさんはやだ」
「レイ。わがまま言わないで。私じゃ消せないから、こうしてここに連れてきたんでしょう?」
レイはぷいっとそっぽを向く。
(困ったわ。どうしてこんなに機嫌が悪いんだろう)
レイは飲食店の体験入店でも客に素っ気ない態度を取っていたが、ここまで酷くはなかった。レイの不機嫌な理由がわからず、リディアは困惑する。
「坊やどころか、不機嫌になって駄々をこねるガキだな」
「ガキじゃない!」
「じゃあ、お前の態度はなんだ?」
シリルが片眉をあげると、レイは殺気立った目で彼を睨む。
困ったリディアはレイの頬を両手で包み込み、顔を覗き込む。
「レイ、お願い。言うことを聞いて。レイが心配なの」
「……俺が心配?」
「普通はできない。だが、術者より優れた魔法使いなら解呪できる可能性がゼロではない。試してみる価値はあるはずだ」
レイは黙り込む。
「レイ。いつも言っているけど、レイには自分のやりたいことをしながら自由に生きてほしいの。そのために、それは消そうよ」
「……うん。でも、そのおっさんはやだ」
「レイ。わがまま言わないで。私じゃ消せないから、こうしてここに連れてきたんでしょう?」
レイはぷいっとそっぽを向く。
(困ったわ。どうしてこんなに機嫌が悪いんだろう)
レイは飲食店の体験入店でも客に素っ気ない態度を取っていたが、ここまで酷くはなかった。レイの不機嫌な理由がわからず、リディアは困惑する。
「坊やどころか、不機嫌になって駄々をこねるガキだな」
「ガキじゃない!」
「じゃあ、お前の態度はなんだ?」
シリルが片眉をあげると、レイは殺気立った目で彼を睨む。
困ったリディアはレイの頬を両手で包み込み、顔を覗き込む。
「レイ、お願い。言うことを聞いて。レイが心配なの」
「……俺が心配?」