君が照らす人生は、いつだって温かい
第十三章
本音
朝から、家の空気が少し重たかった。
いつものテレビの音。
いつものトーストの匂い。
なのに、
テーブルの上のプリントだけが、
やけに目に刺さる。
『校外活動に関するお願い』
昨日と同じ文面が、そこにあった。
義母は、
トーストをかじりながらページをたたむ。
「今日、少し時間ある?」
コーヒーの湯気ごしに、
まっすぐな視線が飛んでくる。
「うん」
逃げないと決めていた。