台本通りの恋はしない!―仕組まれた恋リアで、本気で恋しちゃダメですか?―
「あ、えーと……ひよりちゃんは、ほら。
陸くんと2人で行っておいでよ」
地面を凍らす勢いで俯く爽真と彩加を気にしながら、美玲がひよりの背中を押し出す。
「あっ……!そうですねっ
陸くん、あのっ行きましょう!」
空気を読んだひよりも、不自然な動きで陸の隣に並んでスタートを指差す。
「えっ?なんかよくわからんけど、そんなら遠慮なく行かしてもらいまーす!」
1人能天気な陸は、元気に手を振ってひよりと走り出す。
残ったのは――
爽真と彩加。
そして、美玲と紫苑。
「……私たちは、4人で回る?」
爽真と彩加の間に立って、美玲が優しく微笑んだ。
「だね。その方が楽しそうだし」
2人が返事をしない代わりに、紫苑が美玲の隣に立つ。
さてさて、こじれまくりの向日葵迷路。
果たして脱出、できるのでしょうか?