台本通りの恋はしない!


「あっ…、と。終わりでいいってこと?」

紫苑が片眉を下げながら、遠慮がちに問いかける。

「ああ、うん」

爽真は悪びれるどころか素っ気なく頷いて、ふいっと外に視線を流した。


媚びない気高さ。

一言で言うと、そんな感じ?


(あんた、紫苑のライバル役でしょ?
そのテンション感で、どうやってキラキラ恋愛に食い込んでいくのよ)


なんで皮肉ったくせに、ちょっと羨ましいと思ってしまった。


「じゃ、次は女子チーム。お願いしていい?」


最初の流れのまま進行役になってる大和が、ちょっと屈んで顔を覗かせる。


「あっ……じゃあ、私から」


最初に手を挙げたのは、美玲だった。

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