台本通りの恋はしない!―仕組まれた恋リアで、本気で恋しちゃダメですか?―

「ありありっそれだけ瑠奈のこと大好き♡ってことでしょ?いーっぱい妬かせたい♡」

私は“瑠奈”としての演出。


“紫苑”にとっては――……


「ありなしっていうか――俺は、しないからなと思って。
相手のこと信じてたら、嫉妬なんてしないんじゃないかな?」


まっさらな王子の解答。
そして、“瑠奈”に嫉妬する“美玲”を無自覚に認めない清廉な残酷さを突きつける演出。


>>うわ、さすが王子。
>>醜い感情持ってないんだよ
>>みれいがそうまといても、悲しそうにはするけど怒りはしなかったもんね

>>みれいにはそれが、逆に不安になったのかな


――チェックメイト。

たった一言で、紫苑はほしい流れを引き寄せた。


【第五問:好きな人には……A積極的にアプローチ B来るのを待っちゃう】

出した答えは、どっちもA。

>>納得の両者A。
>>しおんくんもみれいちゃんに、ちゃんとアタックしてたもんね
>>るなの圧が強かったせいで、伝わり切らなかったのかも……


>> みれいちゃん、しおんくんの気持ちわかんなくなったのかな
>>そこにそうまの「綺麗だ」と「すきだ」が効いちゃった説


――怖いくらい完璧すぎる反応。

“瑠奈”に押される“紫苑”を見て、不安になった“美玲”。
その隙間が、“爽真”の小さなアプローチが心に割り入る隙になった。


美玲の急な方向転換を修正するシナリオが、今ここに完成した。

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