台本通りの恋はしない!―仕組まれた恋リアで、本気で恋しちゃダメですか?―
Ep.84 エンドロールじゃ終われない
朝食シーンはちょっぴり切なくも、和気藹々と進んでいく。
「まっ、瑠奈もこの最終話は観てくれるでしょ!」
「最後まで意味不明なやつだったスね〜。今度会ったらシメときましょう!」
「陸じゃ無理だよ。多分また返り討ちに合うのがオチ」
「どういう意味っスか!?」
彩加と陸、大和の軽快なやりとりに、他のメンバーも楽しそうに笑う。
……なんか、胡散臭いほど和やか。
せっかく悪者になったのに、それでも瑠奈は仲間ですって主張しているかのような。
(白々し……巻さん、よくこんなの採用したな)
むず痒さを、思わずそんな感想で逃す。
世間にも仲間にも嫌われる悪女、それが“瑠奈”じゃなかったの?
いきなりこんな仲良しアピールしたら、裏をまた勘繰られるじゃないか。
「そういえば、あの時に陸がさ……」
「彩加ちゃん、こう言ってましたよねっ」
「もう懐かしいね、あの時の私すごく緊張してて……」
紫苑やひより、美玲も会話に混ざって私の話題が遠のいて思い出話に逸れていく。
キャストが語る、楽しい共同生活の裏話。
最終回に相応しい、最後の集合だ。
こんな時でも、爽真は全然喋らない。
突然ペラペラ思い出語り出しても、まぁびっくりするけど。
ただ、この場にいるのが満更でもなさそうな雰囲気?
たまに相槌を打つだけの無表情が何を考えているのか、このシーンでは分からなかった。
――「楽しかったね」でまとまった場面が切り替わって、ドローン撮影した海辺が映る。
遠くに映える、白いシェアハウス。
ついにくる、運命の告白イベントだ。
「まっ、瑠奈もこの最終話は観てくれるでしょ!」
「最後まで意味不明なやつだったスね〜。今度会ったらシメときましょう!」
「陸じゃ無理だよ。多分また返り討ちに合うのがオチ」
「どういう意味っスか!?」
彩加と陸、大和の軽快なやりとりに、他のメンバーも楽しそうに笑う。
……なんか、胡散臭いほど和やか。
せっかく悪者になったのに、それでも瑠奈は仲間ですって主張しているかのような。
(白々し……巻さん、よくこんなの採用したな)
むず痒さを、思わずそんな感想で逃す。
世間にも仲間にも嫌われる悪女、それが“瑠奈”じゃなかったの?
いきなりこんな仲良しアピールしたら、裏をまた勘繰られるじゃないか。
「そういえば、あの時に陸がさ……」
「彩加ちゃん、こう言ってましたよねっ」
「もう懐かしいね、あの時の私すごく緊張してて……」
紫苑やひより、美玲も会話に混ざって私の話題が遠のいて思い出話に逸れていく。
キャストが語る、楽しい共同生活の裏話。
最終回に相応しい、最後の集合だ。
こんな時でも、爽真は全然喋らない。
突然ペラペラ思い出語り出しても、まぁびっくりするけど。
ただ、この場にいるのが満更でもなさそうな雰囲気?
たまに相槌を打つだけの無表情が何を考えているのか、このシーンでは分からなかった。
――「楽しかったね」でまとまった場面が切り替わって、ドローン撮影した海辺が映る。
遠くに映える、白いシェアハウス。
ついにくる、運命の告白イベントだ。