台本通りの恋はしない!―仕組まれた恋リアで、本気で恋しちゃダメですか?―
「はっ!?!?」
思わず素っ頓狂な声が出た。
「ストップ!何アホな質問してんの!?」
これは録画だし、動画だし。
スマホに噛みついたってどうしようもないのに、言わずにはいられない。
>>影の者、ナイス質問!!
>>その話題待ってました!
>>答えて、そうま〜〜
目の色が変わるコメント欄にもムカついて、コメントのON/OFFを切り替えるアイコンを死ぬほど連打してオフにした。
容赦なく進む再生時間。
私がテンパっている間に、爽真の視線が鋭く冷える。
『ああ、アレ。迷惑な話ですよね』
心が凍るほど淡白で冷えた低い声。
爽真の顔は不機嫌さを強めて、多分見てる人全員を黙らせた気がする。
ずんと、心が深く水底に沈む。
私の動きも凍ったように固まった。