台本通りの恋はしない!―仕組まれた恋リアで、本気で恋しちゃダメですか?―

『誰も頼んでないのに勝手に違うって騒がれて。
喧嘩とか、裏でのことも勝手に暴露。
挙句、あんなことした理由が好きだから?――ふざけんな、と率直に思ってます』

さっきまでの端的な一問一答はどこへやら、私への文句がつらつらと出てくる。

目の前で責められている気分。
気まずさと居た堪れなさに、目が泳いで瞬きが増えた。


『自分のことは、自分で話す。
ネットでどう思われようが、俺はどうでもよかったのに。
勝手に守った気になって、最終的にリタイア。
それで本人は満足げにしてそうなのが、余計に腹立つ』


「……」

爽真の怒りが、胸に刺さって痛み続ける。

ごめんなさい。
言い尽くしたと思ったはずの贖罪の言葉が、また胸に浮かび上がった。


『……この質問、もう終わりでいいですか?』

重く低いため息をついた爽真が、画面の外に視線を投げる。

画角の外からスタッフが何か言っているような間があって、爽真がまた面倒くさそうに正面を向いた。


『瑠奈へのアンサー?
……するわけないです。それが答え。以上終了』


あまりの素っ気なさに、後の質問が続かない。

急に当たり障りのない質問に切り替わって、最後は視聴者への誠実な一言とお礼で、裏トークは幕を閉じた。

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