明日マネージャーやめます!
 「お!何それ!」


 帰りのホームルームが終わり、下校しようとリュックに荷物を詰めていたところに、クラスメイトの佐藤が近づいてきて、俺のリュックに着けていた自作の恐竜のあみぐるみキーホルダーを指さした。

 「恐竜?!え、てか何これ毛糸で出来てんじゃん!お前が作ったの?!」


 「え、うん…」


 「えー!以外!お前意外と乙女なんだなぁ!」

 「え…?そうかな…?」



 ヘラヘラと笑いながら恐竜のキーホルダーを手のひらでコロコロと転がす佐藤。

 そんな佐藤の大声に釣られて、クラスの女子たちもわらわらと俺の席に集まってきた。


 「なになにー?なんの騒ぎー?」

 「佐藤声うるさすぎー。気になって来ちゃったじゃん」


 …と、いいつつ、チラチラと俺に視線を向けてくる女子たち。
 明らかに佐藤ではなくて俺目当で来たのがバレバレだ。



 「いやー、橘がさ、こういうのが趣味なんだって!乙女だなー、って思ってさ!」

 「へー、恐竜?いいじゃん男の子っぽくて。何が乙女なの?」



 「いや、それがさ、これ橘が作ったんだってー!」


 「えっ…」
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