銀白虎









――――蓮見くんの色。








さっきは何も考えずに言ったけど。




最初から、その色に惹かれていたあたしは…………。




もしかしたら、最初から、手遅れだったのかもしれない。





ばか、だな…。






唇の熱が離れていくのを、ひどく、寂しいと思った。







ほんと、ばかだ。








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