銀白虎







光り輝く銀髪。それは、彼の色。――――彼みたいで。










だから。








「………好き、」





「………、は?」







「やっぱり。その色、好きだな、って。」

















きっと、本人には一生言えないから。





今の内に、消化しとくの。

ただでさえ、貯まっていってしょうがないから。







< 429 / 589 >

この作品をシェア

pagetop