銀白虎
「護衛は、竜がやるから」
………そして、本日二度目の驚きだった。
分からない。分からなすぎる!
蓮見くんの考え…。
むしろなにも考えていないのか…。
竜くんは、絶対嫌がるに決まってる。
それは蓮見くんもわかってるはずだ。
それに別に買い物が今すごくしたいわけじゃない。
更には一人じゃ出掛けられないからって、嫌がる竜くんの手を煩わせることになるわけだし。
――――それなら無理に出掛けなくてもいいじゃ………と思った。
てか、それが正しいと思った。
だから、別に出掛けなくて大丈夫だ、そう伝えようとしたのに………
…………それでも、蓮見くんに言われて二つ返事で引き受けた竜くんに、行かないとは言えなくなり……………今に至る。
そして案の定、竜くんの機嫌は最悪だ。