銀白虎
だがしかし。
「おお!これはなんと美しい姫君だろうか…。
しかし、どうしてこの姫君は寝ておられるのですか?」
「蓮見くん!!最高!最高よ!!まさに王子様だわ!!あぁ…あたしを起こしてぇぇえ!!」
ここでもやっぱり、王子は別格らしい…。
「鏡よ鏡よ…」
「ほら神崎!!違うわ!!」
うん。
完全に差別だ……。
「まあ!可愛い小人さんたち!」
亜美もけっこう張り切ってる。
「岩崎さん、いい感じだよ!」
「ほんとっ?」
蓮見くんのそう褒められると、嬉しそうにほんのり頬をピンクに染めて笑う。
う…ん。
あえていうなら、天国と地獄だ。
「こら神崎!!何回言ったらわかるんだ!!」
…とりあえず、神崎くんファイト。