泣いているのは君のせいじゃない
私の大声に城田壱成はこちらをじっと見つめて固まっているようだった。

ベランダに走って彼の腕を思いっきり引っ張り柵の内側へ引き摺り下ろした。

「…はぁはぁ、、あなた死ぬ気!?」

ベランダのじめっとしたコンクリートの上に2人で倒れ込み私は彼に叫びにも似た声で言った。

わずか数センチ前にある彼の顔を見つめる、



「…」

なんでこんな顔してるの?

彼の目は少し赤くなっていて涙を流した跡があった。
< 4 / 13 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop