一途な社長に溺愛を教え込まれた夜
「ですが、一度だけ……! 一度だけチャンスをいただけませんか! 私が必ず、素晴らしい修正案を持ってきます!」

私は必死だった。目元が熱くなるのを抑えながら、すがるような目で二人を見つめた。

これが失敗すれば、私は営業部としての地位を失う。

それどころか、今後のキャリアにも響く。

「チャンス? 君、社会人を何年やっている? ミスはミスだ。信頼を損なった人間に、二度目はない」

「本当に、申し訳ございません……。私の不注意です。どうか、お話だけでも……」

「いいや、結構だ」

佐藤社長は冷酷なまでに事務的な態度で立ち上がった。

「今回の契約は見送らせてもらう。今後の弊社との取引も、再考せざるを得ないな。君のような担当を置く会社に、我々の大切なプロジェクトは任せられない」

そう言って、彼らは会議室を後にした。
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