一途な社長に溺愛を教え込まれた夜
「申し訳ございません! 本当に、申し訳ございません……っ!」

私は勢いよく椅子を引いて立ち上がり、深く頭を下げた。

心臓が痛いほど脈打つ。

何故こんなことに。完璧に準備してきたはずなのに。

「……もういい。これ以上の話は時間の無駄だ」

佐藤社長が冷たく言い放った。

彼は手元にあった企画書を、バン! と音を立てて机の上に叩きつけた。

「高梨さん。君には本当にこのプロジェクトを成功させる気があるのか? それとも、我々を馬鹿にしているのか」

「そんなことはありません! 私は、御社のプロジェクトを心から素晴らしいと思い、必死に……」

「必死?」

村田部長が鼻で笑った。

「準備不足と確認不足を『必死』という言葉で片付けるつもりか。名前を間違え、プロジェクト名を間違え、さらに謝罪すらも的を射ていない。我々は、君のような社員に仕事を任せるわけにはいかないんだよ」
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