一途な社長に溺愛を教え込まれた夜
「黒瀬君、そちらは?」
会場に入ってすぐ、取引先の重役たちが集まる輪に捕まった。
社長は私の腰に自然と手を添え、堂々とした口調で応じる。
「私のパートナーで、美優です」
「宜しくお願いします」
私が深々とお辞儀をすると、年配の男性たちは途端に顔を綻ばせた。
「秘書しか連れて歩かない黒瀬君が、他の女性を連れてきたか。これは驚いたな」
「ええ。やっと、巡り合えました」
社長は一切の照れもなく、私の肩を抱き寄せながらそう言い切った。
その自信満々な態度に、心臓が爆発しそうになる。
……やっと、巡り合えたなんて。
そんな特別な言葉、この華やかな場所で言われたら、誰だって誤解してしまう。
その時、社長は年配の男性に呼び止められた。
「黒瀬君、ちょっといいか。例の件で少し……」
会場に入ってすぐ、取引先の重役たちが集まる輪に捕まった。
社長は私の腰に自然と手を添え、堂々とした口調で応じる。
「私のパートナーで、美優です」
「宜しくお願いします」
私が深々とお辞儀をすると、年配の男性たちは途端に顔を綻ばせた。
「秘書しか連れて歩かない黒瀬君が、他の女性を連れてきたか。これは驚いたな」
「ええ。やっと、巡り合えました」
社長は一切の照れもなく、私の肩を抱き寄せながらそう言い切った。
その自信満々な態度に、心臓が爆発しそうになる。
……やっと、巡り合えたなんて。
そんな特別な言葉、この華やかな場所で言われたら、誰だって誤解してしまう。
その時、社長は年配の男性に呼び止められた。
「黒瀬君、ちょっといいか。例の件で少し……」