一途な社長に溺愛を教え込まれた夜
ふわりと沈み込むシーツの上、彼の熱い視線が私の全身を網の目のように降り注いだ。

「美優……」

低い声で名前を呼ばれ、私はシーツを握りしめる。

慧さんはサイドテーブルに手を伸ばし、部屋のスイッチを消した。

パチリという音とともに、薄暗い闇が部屋を支配する。

しかし、淡いオレンジ色の光が、お互いの体の輪郭を浮かび上がらせた。

闇の中で見る慧さんの姿は、普段の冷徹な社長の顔とは別の、もっと野生的な魅力を放っている。

引き締まった逞しい肉体が、その光に照らされて神々しいほどに美しい。

私はそのあまりの美しさに、息をすることさえ忘れて彼を見つめた。

「そんなに見つめられると、我慢しているのが辛くなるな」

慧さんがふっと笑い、私の上に覆いかぶさる。

重なり合う吐息。唇を重ねると、昨夜よりもずっと濃厚な愛の味がした。

彼の指先が、ゆっくりと私の胸元を這い上がる。
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