紫陽花の短編集物語#1
お嬢さまと執事の恋
第1話 私はお嬢さま♡
家にて
茉優「律! 律!」
律「何でしょうか、茉優様」
茉優「紅茶をくださいな」
律「かしこまりました」
語り≪茉優は18歳のお嬢さま。律は茉優の執事だった。でも、その関係がいつの間にか、変わっていくなんて二人とも思ってもいなかった。今の茉優には……≫
茉優「律、今日は一緒に買い物に行きましょう!」
律「行きましょうか、茉優様」
茉優「嬉しい。じゃあ、10時くらいの出発でいいかしら?」
律「もちろんでございます」
茉優「分かった。じゃあ、準備してくるわ!」
茉優、急いで自分の部屋へと向かう。
律、そんな茉優の姿を見て(大きくなったな~)と思う。
ショッピングモールにて
茉優「今日は何を買おうかしら、律」
律「あまり、買わないでくださいよ? お父様にまた、叱られますよ」
茉優「大丈夫よ。自分のお金だもの!」
茉優、財布を出し、律に見せる。
茉優「ね、ほら! 今日も持ってきてー」
茉優、財布を盗まれて、驚く。
茉優「あ! ちょ、待ちなさい!」
【お嬢さまと執事の恋 続く】
第2話 私の宝物
ショッピングモールにて
茉優「ね、ほら! 今日も持ってきてー」
茉優、財布を盗まれて、驚く。
茉優「あ! ちょ、待ちなさい!」
律、茉優に。
律「そこで待っててください!」
律、盗んだ人を全力で追いかける。
茉優(律、大丈夫かしら。あの財布を、取り戻してくれるかしら。)
5年前
律「茉優様、誕生日おめでとうございます。これ、誕生日プレゼントでございます」
茉優、律から誕生日プレゼントをもらう。
茉優「何ですの、これ」
律「開けてみてください!」
茉優、袋から財布を出す
茉優「これはー」
律「そうです。財布です」
茉優「丁度、新しいのに変えようと思っていたの! ありがとう、律!」
茉優、律に微笑む。
現在
茉優(あれは、律からもらった大切な、大切な財布なの。だから、どうか。律、お願い)
茉優、目をつむって神様にお願いをする。
茉優(お願いです、神様。どうか、律が何にもなく、財布を取り返してくれますように)
【お嬢さまと執事の恋 続く】
第3話 初めて恋したのは、執事でした。
茉優、目をつむって神様にお願いをする。
茉優(お願いです、神様。どうか、律が何にもなく、財布を取り返してくれますように)
律「茉優、様? どうか、されましたか?」
茉優、驚いて隣に居た律を見る。
茉優「どう、って。律が」
律「財布、取り戻してきましたよ」
律、茉優に財布を渡す。
茉優「ありがとう。良かった。律にもらった大切なものだから」
律「え? 俺に?」
茉優、律に財布を見せながら、
茉優「そうよ。これ、律がくれた財布よ? これ、誕生日にくれたじゃない!」
律、思い出して。
律「そういえば、そうでしたね!」
茉優「覚えていなかったのかしら?」
律「いえ。もう、変えてたのかと思っていて」
茉優「え? 何で?」
律「いつも、すぐに変えていたので。もう、捨てたのかなって・・・」
茉優「捨てるわけないじゃない!」
律「何で?」
茉優「何でって、大切なものだから」
律「そうですか・・・。良かったです。大切にしてもらっていて」
茉優「じゃあ、カフェでも行きます?」
律「行きましょうか!」
律、茉優の手を握る。
茉優、驚いて。
茉優「え?」
律「あなたが居なくなったらになったら困るので」
茉優(律って、こんなに手、大きかったっけ? 何だか、大切にされている気分になってしまう。期待、してもいいのかな? 私、律のこと、好きになっちゃったよ。初めて、恋をしたよ。初めて恋したのは、執事でした。)
【お嬢さまと執事の恋 続く】
第4話 立ちはだかる身分の壁
語り≪何と、茉優は執事の律のことを、好きになってのです。 でも、問題があったのです・・・≫
自分の部屋にて
茉優(あれからと、いうもの、律と喋ると声が裏返ってしまう。これも、恋、なのかな?)
茉優、自分の部屋で考えていると、部屋のドアを開けて、律が入ってきた。
茉優「り、律⁉ どうしたの、急に」
律「お休み中に申し訳ありません。お父様がお呼びです」
茉優「お父様が?」
リビングにて
父と茉優、二人。
父「結婚しろ!」
茉優「え? け、結婚⁉」
父「そうだ。結婚だ!」
茉優「結婚って、私、まだ、18だよ?」
父「18歳は結婚できる。だからだ! ずっと前から結婚させたかったんだ!」
茉優「ち、ちなみに、誰と、結婚、するの?」
父、写真を見せて。
父「櫻木裕くんだ。この方と結婚するんだ。一年後」
茉優(私はこんな方と結婚なんてしたくない! 私は、自分の好きな人と結婚したい!)
茉優「嫌にございます」
父「どうしてだ? いい方ではないか。この方と結婚したら、この会社はもっと、凄くなるんだぞ?」
語り≪そうです。問題とは、身分のことでした・・・≫
【お嬢さまと執事の恋 続く】
第5話 身分が違う人を好きになったらダメなの?
茉優「私はこの方と、婚約はしません。私には、好きな人がいるので」
父「好きな人? 聞いたことないぞ?」
茉優「はい。言ったこと、なかったので」
父「それは、どこのどいつだ!」
茉優「お父様に言ったら、結婚のことはなくなりますか?」
父「わしが認めたならな」
茉優「分かりました。今から、連れてきます!」
茉優、部屋から出て、外にいた律を連れて、リビングに戻った。
父「お、お前・・・」
茉優「そうよ。私は、律が好き」
律「⁉ ま、茉優様?」
父「分かっているのか⁉ 律とは身分も違う、年齢も違う。絶対に認めないぞ!」
茉優「好きになった人と、結婚したらいけないの? 好きって思っちゃいけないの? 私には律が必要。律がいないとダメ。私は律が、好きで、大好きなの!」
父「・・・」
律「茉優様・・・」
茉優「だから、お願い。私は好きな人と結婚したい」
茉優、お父様に礼をする。
父「律!」
律「はい! 何でしょう?」
父「お前は、責任、とれるのか?」
律「え?」
父「責任! とれるのか?」
律「え、あ、はい! とります!」
父、席を立ち、茉優に。
父「悪かった。勝手に結婚しろって言って。結婚は断っておくよ。お前の気持ち、よく、伝わったぞ。自分の好きな人と結婚しろ」
茉優「お父様・・・」
父「ただし、結婚する前に会わせろ。いいやつなのか、見極めるからな!」
茉優「ありがとうございます!」
語り≪茉優と律のこと、認めてくれた、ってことかな?≫
【お嬢さまと執事の恋 続く】
最終話 お嬢さまと執事の恋
茉優「さっきは急に、すみませんでした」
律「いえ。大丈夫ですよ」
茉優「お、驚きましたよね?」
律「え、まぁ、はい。でも、嬉しかったです」
茉優「え⁉」
律「好きな人に『好き』って言われて」
茉優「ですよね。やっぱり、私のことはってえ⁉ 今、何て?」
律「まぁ、要するに茉優様が好きってことです!」
茉優、口に手を当てながら、(ウソでしょう? 両思いなの?)
律「茉優様、結婚、してくれますか?」
茉優「喜んで!」
半年後
茉優(私は、執事だった律と結婚し、幸せな日々を送っているのだ。
律、あのとき、律を好きにさせてくれてありがとう。
そして、私を選んでくれてありがとう。これからも、よろしくね、律!)
【お嬢さまと執事の恋 完結】
家にて
茉優「律! 律!」
律「何でしょうか、茉優様」
茉優「紅茶をくださいな」
律「かしこまりました」
語り≪茉優は18歳のお嬢さま。律は茉優の執事だった。でも、その関係がいつの間にか、変わっていくなんて二人とも思ってもいなかった。今の茉優には……≫
茉優「律、今日は一緒に買い物に行きましょう!」
律「行きましょうか、茉優様」
茉優「嬉しい。じゃあ、10時くらいの出発でいいかしら?」
律「もちろんでございます」
茉優「分かった。じゃあ、準備してくるわ!」
茉優、急いで自分の部屋へと向かう。
律、そんな茉優の姿を見て(大きくなったな~)と思う。
ショッピングモールにて
茉優「今日は何を買おうかしら、律」
律「あまり、買わないでくださいよ? お父様にまた、叱られますよ」
茉優「大丈夫よ。自分のお金だもの!」
茉優、財布を出し、律に見せる。
茉優「ね、ほら! 今日も持ってきてー」
茉優、財布を盗まれて、驚く。
茉優「あ! ちょ、待ちなさい!」
【お嬢さまと執事の恋 続く】
第2話 私の宝物
ショッピングモールにて
茉優「ね、ほら! 今日も持ってきてー」
茉優、財布を盗まれて、驚く。
茉優「あ! ちょ、待ちなさい!」
律、茉優に。
律「そこで待っててください!」
律、盗んだ人を全力で追いかける。
茉優(律、大丈夫かしら。あの財布を、取り戻してくれるかしら。)
5年前
律「茉優様、誕生日おめでとうございます。これ、誕生日プレゼントでございます」
茉優、律から誕生日プレゼントをもらう。
茉優「何ですの、これ」
律「開けてみてください!」
茉優、袋から財布を出す
茉優「これはー」
律「そうです。財布です」
茉優「丁度、新しいのに変えようと思っていたの! ありがとう、律!」
茉優、律に微笑む。
現在
茉優(あれは、律からもらった大切な、大切な財布なの。だから、どうか。律、お願い)
茉優、目をつむって神様にお願いをする。
茉優(お願いです、神様。どうか、律が何にもなく、財布を取り返してくれますように)
【お嬢さまと執事の恋 続く】
第3話 初めて恋したのは、執事でした。
茉優、目をつむって神様にお願いをする。
茉優(お願いです、神様。どうか、律が何にもなく、財布を取り返してくれますように)
律「茉優、様? どうか、されましたか?」
茉優、驚いて隣に居た律を見る。
茉優「どう、って。律が」
律「財布、取り戻してきましたよ」
律、茉優に財布を渡す。
茉優「ありがとう。良かった。律にもらった大切なものだから」
律「え? 俺に?」
茉優、律に財布を見せながら、
茉優「そうよ。これ、律がくれた財布よ? これ、誕生日にくれたじゃない!」
律、思い出して。
律「そういえば、そうでしたね!」
茉優「覚えていなかったのかしら?」
律「いえ。もう、変えてたのかと思っていて」
茉優「え? 何で?」
律「いつも、すぐに変えていたので。もう、捨てたのかなって・・・」
茉優「捨てるわけないじゃない!」
律「何で?」
茉優「何でって、大切なものだから」
律「そうですか・・・。良かったです。大切にしてもらっていて」
茉優「じゃあ、カフェでも行きます?」
律「行きましょうか!」
律、茉優の手を握る。
茉優、驚いて。
茉優「え?」
律「あなたが居なくなったらになったら困るので」
茉優(律って、こんなに手、大きかったっけ? 何だか、大切にされている気分になってしまう。期待、してもいいのかな? 私、律のこと、好きになっちゃったよ。初めて、恋をしたよ。初めて恋したのは、執事でした。)
【お嬢さまと執事の恋 続く】
第4話 立ちはだかる身分の壁
語り≪何と、茉優は執事の律のことを、好きになってのです。 でも、問題があったのです・・・≫
自分の部屋にて
茉優(あれからと、いうもの、律と喋ると声が裏返ってしまう。これも、恋、なのかな?)
茉優、自分の部屋で考えていると、部屋のドアを開けて、律が入ってきた。
茉優「り、律⁉ どうしたの、急に」
律「お休み中に申し訳ありません。お父様がお呼びです」
茉優「お父様が?」
リビングにて
父と茉優、二人。
父「結婚しろ!」
茉優「え? け、結婚⁉」
父「そうだ。結婚だ!」
茉優「結婚って、私、まだ、18だよ?」
父「18歳は結婚できる。だからだ! ずっと前から結婚させたかったんだ!」
茉優「ち、ちなみに、誰と、結婚、するの?」
父、写真を見せて。
父「櫻木裕くんだ。この方と結婚するんだ。一年後」
茉優(私はこんな方と結婚なんてしたくない! 私は、自分の好きな人と結婚したい!)
茉優「嫌にございます」
父「どうしてだ? いい方ではないか。この方と結婚したら、この会社はもっと、凄くなるんだぞ?」
語り≪そうです。問題とは、身分のことでした・・・≫
【お嬢さまと執事の恋 続く】
第5話 身分が違う人を好きになったらダメなの?
茉優「私はこの方と、婚約はしません。私には、好きな人がいるので」
父「好きな人? 聞いたことないぞ?」
茉優「はい。言ったこと、なかったので」
父「それは、どこのどいつだ!」
茉優「お父様に言ったら、結婚のことはなくなりますか?」
父「わしが認めたならな」
茉優「分かりました。今から、連れてきます!」
茉優、部屋から出て、外にいた律を連れて、リビングに戻った。
父「お、お前・・・」
茉優「そうよ。私は、律が好き」
律「⁉ ま、茉優様?」
父「分かっているのか⁉ 律とは身分も違う、年齢も違う。絶対に認めないぞ!」
茉優「好きになった人と、結婚したらいけないの? 好きって思っちゃいけないの? 私には律が必要。律がいないとダメ。私は律が、好きで、大好きなの!」
父「・・・」
律「茉優様・・・」
茉優「だから、お願い。私は好きな人と結婚したい」
茉優、お父様に礼をする。
父「律!」
律「はい! 何でしょう?」
父「お前は、責任、とれるのか?」
律「え?」
父「責任! とれるのか?」
律「え、あ、はい! とります!」
父、席を立ち、茉優に。
父「悪かった。勝手に結婚しろって言って。結婚は断っておくよ。お前の気持ち、よく、伝わったぞ。自分の好きな人と結婚しろ」
茉優「お父様・・・」
父「ただし、結婚する前に会わせろ。いいやつなのか、見極めるからな!」
茉優「ありがとうございます!」
語り≪茉優と律のこと、認めてくれた、ってことかな?≫
【お嬢さまと執事の恋 続く】
最終話 お嬢さまと執事の恋
茉優「さっきは急に、すみませんでした」
律「いえ。大丈夫ですよ」
茉優「お、驚きましたよね?」
律「え、まぁ、はい。でも、嬉しかったです」
茉優「え⁉」
律「好きな人に『好き』って言われて」
茉優「ですよね。やっぱり、私のことはってえ⁉ 今、何て?」
律「まぁ、要するに茉優様が好きってことです!」
茉優、口に手を当てながら、(ウソでしょう? 両思いなの?)
律「茉優様、結婚、してくれますか?」
茉優「喜んで!」
半年後
茉優(私は、執事だった律と結婚し、幸せな日々を送っているのだ。
律、あのとき、律を好きにさせてくれてありがとう。
そして、私を選んでくれてありがとう。これからも、よろしくね、律!)
【お嬢さまと執事の恋 完結】