紫陽花の短編集物語#1

私のいちばん星

第1話 幼馴染に恋してます!

昴の家にて
麻衣「ねぇ、昴!」
昴「何だよ、麻衣」
麻衣「明日も遊べる?」
昴「あぁ、遊べるよ!」
麻衣「やったー! じゃあ、また、明日、来るね! ばいばい!」

語り≪麻衣と昴は家が隣の幼馴染で、毎日遊んでいるほど仲良しでした。実は、麻衣は昴に恋心を寄せていたのでした。
でも、この関係が壊れるなんて想像もしていなかった。≫

昴の家にて
麻衣「ねぇ、ここ、教えて!」
昴「え? また?」
麻衣「お願い!」
昴「まぁ、いいよ! どこ?」
麻衣「昴、ありがとう! えっと、ここ!」
昴「あ、ここ? この問題はー」

語り≪いつものように、麻衣は昴の家に遊びに行きました。普通に昴の部屋のドアを開けると、そこには・・・≫

麻衣「昴―! 今日もいっー」
昴「麻衣? どうしたの?」
麻衣「え? だ、誰?」
【私のいちばん星 続く】










第2話 幼馴染に彼女ができました・・・

語り≪いつものように、麻衣は昴の家に遊びに行きました。普通に昴の部屋のドアを開けると、そこには・・・≫

麻衣「昴―! 今日もいっー」
昴「麻衣? どうしたの?」
麻衣「え? だ、誰?」
昴の隣には知らない女の子がいた。
若葉「初めまして。昴くんの彼女の若葉です!」
麻衣(か、彼女? 昴の? 何で?)
麻衣「え、あ、初めまして。昴の幼馴染の麻衣です」
若葉「幼馴染、いたんだね、昴くん」
昴「まぁ、な」
麻衣(何これ、こんな昴、初めて見たよ。胸が、苦しい・・・)
麻衣「私、今日は帰るね、じゃあ」
麻衣、部屋から出る。
若葉、部屋から出てきて、麻衣に話しかける。
若葉「麻衣さん、でしたよね?」
麻衣「あ、はい」
若葉「ただの幼馴染ってことは、選ばれなかった、ってことですね」
麻衣「え?」
若葉「だって、あなたも好きなんでしょ? 昴くんのこと」
麻衣「⁉」
若葉「でも、私がもらったから。今まであなたが昴くんと一緒に過ごしてきた時間を私が取り戻すから!」
麻衣「・・・」
若葉「じゃあ、これからも昴くんのこと、「幼馴染」として、支えてあげてくださいね。これ以上、変な真似はしないで、ね?」
語り≪お⁉ 恋愛バトルの始まりか⁉≫
【私のいちばん星 続く】







第3話 気づいた、僕の気持ち

水族館にて
若葉「ねぇ、今日、最高に楽しもうね!」
昴「・・・」
若葉「ねぇ、聞いてる?」
昴「え、あ、聞いてるよ?」
若葉「今日、どうしちゃったの? 元気ない?」
昴(麻衣が最近、元気がないって思ってて・・・なんて言ったら、絶対に怒る・・・)
昴「今日が楽しみであんまり、寝れなかった」
若葉「そうなの! 嬉しい!」

若葉「わぁ、イルカが泳いでる! 可愛いね!」
昴「可愛い、イルカ・・・」
昴、ポケットからスマホを出し、写真を撮ろうとした。
昴(麻衣に、帰ったら見せようかな。あいつ、昔から好きだもんな。イルカ)
昴、自分が思っていたことに対して、あれ? と思う。
昴(何で、オレは麻衣のことを? ずっと、麻衣のことを考えているのはなぜだ? どんなときでも、これ、麻衣に見せたい。見せたら笑顔になるかなって思うのは、何でだ?)
昴、自分の胸を押さえた。
語り≪ようやく、気づいたんだね! 昴!≫
【私のいちばん星 続く】














第4話 別れと告白 交差する思い

語り≪昴はようやく、麻衣のことが好きだと気づいたのでした。そして、若葉と別れることにしたのでした≫

水族館にて
若葉「今日楽しかったね! また、来よう!」
若葉、テンションが上がっている。しかし、昴は真顔。
昴「話がある」
若葉「何?」
昴「別れよう」
若葉「え? 何言ってるの? 昴は私のこと、好きなんでしょ? だったら・・・」
昴「確かに、若葉に告白されたときは、付き合うって言った。でも、若葉のこと今まで一度も好きって思ったこと、なかった」
若葉「え・・・」
昴「だから、別れてほしい。お願い」
若葉「麻衣さんが好きなの?」
昴「え⁉」
若葉「今日だって、麻衣さんのこと、考えてたんでしょう?」
昴「え、あぁ、まぁ」
若葉「じゃあ、別れよう! 私は昴に笑っていてほしい。たとえ、私の隣じゃなくても。だから、行って!」
昴「え?」
若葉「麻衣さんのとこ!」
昴「若葉・・・」
若葉「いいから!」
昴「若葉、ありがとう。少しの間だったけど、若葉と一緒に居れてよかった。じゃあ! 若葉も幸せになれよ!」
若葉、昴が走っていくのを見ていた。
若葉(好き、だったな・・・)
【私のいちばん星 続く】








最終話 幸せな日々はいつまでも

麻衣の家の部屋にて
麻衣(もう、諦める! 昴には若葉ちゃんがいるもん! だから、諦めるんだ! 諦める!)
昴「麻衣!」
麻衣、驚いて、昴を見つめる。
麻衣「え? 何で?」
昴「話があるから」
麻衣「え? 何の?」
昴「僕、麻衣が好きだから、若葉とは別れた」
麻衣「え⁉」
麻衣(私が好き⁉ だから、別れた? 若葉ちゃんと?)
昴「本当に、好きだ。麻衣のこと。だから・・・」
麻衣「何で⁉」
昴「え? 何が?」
麻衣「遅い!」
昴「何が、遅いの?」
麻衣「それを言うのが遅い! 私はずっと、ずっと、好きだったんだから!」
昴「え⁉」
麻衣「でも、嬉しいよ。ありがとう、昴」
昴「麻衣、ごめんね。今まで」

昴(今までごめん。麻衣。でも、これからは、絶対に幸せにするから! だから、信じてほしい。僕のこと。幸せな日々はいつまでも続くから)
【私のいちばん星 完結】
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