10年ぶりに再会した幼馴染みがイケメンすぎて困ってます!
「ゆずっ!!!」
教室のドアから龍兄の声。
「久しぶりに会いに来てやったぞ」
ガハハと笑って、大股で近づいてきた。
「ホント、久しぶりだね龍兄」
あたしの前の席の椅子に後ろ向きに座った龍兄。
「最近、文化祭の準備とかいろいろあるだろ?忙しくてさ。普通3年って、進学の事とかあるから、あんま本腰入れなくね?」
不満そうに、眉を寄せる龍兄。
「まぁ、ウチは全学年コンテストがあるからねぇ。文化祭のメイン、ほぼこれだし。それに、コンテストの準備ってハンパなく時間かかるしね」
ヒロくんも、龍兄と同じように眉を寄せた。
「おっ、そういえば。おまえ、3位に入ったんだって?」
「う、うん。一応」
「一応って…俺は確実に入ると思ってたけどな」
「ど、どうして?」
「どうしてって。だって、ゆずだもん。入るの当たり前だろ」
“何をわかりきったことを”とでも言うような顔だ。
「ところで、健は?」