10年ぶりに再会した幼馴染みがイケメンすぎて困ってます!
また、取っ組み合いが始まった。
龍兄に助けを求めようと見てみたけど、龍兄の目は、話しかけてきた男子2人組みをロックオンしていた。
と、とりあえず。
この2人は逃がした方がいい。
これ以上大事になったら大変だ。
「2人とも、今はとりあえず逃げ――」
「また聞きてぇの?俺が何を考えてんのか」
――え?
2人を逃がそうとしたのに。
これ以上、ゴタゴタは嫌なのに。
「言っただろ?俺は、ガキの頃からゆずの事しか考えてないって」
健くんにグイっと肩を抱き寄せられる。
不意打ちで、抵抗すらできなかった。
「だから、ごめんね。これからも、コイツに軽々しく触れないで」
2人の男子に、クールなほほ笑みを向けた。
赤面するあたし。
細かく頷く彼ら。
怒りに震える和馬くん。
状況の理解に苦しむ龍兄。
それに……
「また問題発生?」
困ったように、眉間にしわを寄せるヒロくん。
両手には、焼きそばの容器を抱えている。
廊下を歩く人たちが全員注目してるし。
あたし、どうしたらいいの?