10年ぶりに再会した幼馴染みがイケメンすぎて困ってます!
……和馬くん。
「おまえも、ボサっとしてねぇでさっさと否定しろよ」
「え、あ、うん」
いつにも増して不機嫌な和馬くん。
入り口で固まっているあたしをギロリと睨んだあと、豪快にラーメンをのどに流し込んでいた。
「はっはぁ~ん」
気持ち悪い声を出したのは、健くんのおじさんだけじゃなかった。
ここにいる、お客さん全員。
目を細めて、あたしを見ていた。
こ、怖いよ、この状況。
何、この目。
ニタニタしながら、口元に手を当てている人達。
「罪な女だなぁ」
……はぁ。
罪って……
「ヘイっ!! ラーメンあがり!!」
おじさんの元気な声が響き、カウンター席にあたしのラーメンが置かれた。
それを取りに行く健くん。
「ゆず。 ラーメンできた」
「あ、うん。 ありがとう」
てっきりヒロくん達と同じ席でラーメンを食べれると思っていたのに。
「ここで食えよ」
健くんは、カウンター席に座って、その隣をポンポンと叩いた。
「へ……?」
「ほら、早くしないと、ラーメン伸びちゃうよ」