10年ぶりに再会した幼馴染みがイケメンすぎて困ってます!
ざわつき始める教室。
みんなの視線が、健くんに集まった。
「どうしたんだよ、健。珍しいな、おまえが真面目に体育祭に参加するなんて」
ヒロくんもみんなと同じように、目を丸めていた。
健くんはヒロくんを一瞥して、委員長に視線を向けた。
「あと、仮装競走と借り物競走もね」
表情を一度も変えずに、クールに言った健くん。
椅子の背もたれに寄りかかって、めんどくさそうにしている。
それなのに、たくさんの種目に参加したがるなんて……
「じゃあ、俺も出る」
今度は、和馬くんだ。
「え? 和馬くんも!!?」
驚いて和馬くんを見ると、その視線は真っすぐに健くんに向けられていた。
「健と同じヤツ」
ひとこと言って、ブスっと窓の外に目を向けた。
頬杖をつく和馬くんと。
椅子にのけ反る健くん。
また何かが起こるの……?