10年ぶりに再会した幼馴染みがイケメンすぎて困ってます!

……勝負。

2人の目は、真剣だった。

タァァンっ!!!

と、響いたスタートの合図。

4人同時にスタートを切り、ゆっくりと走った。

右から左から次々に追い抜かれていく。

「柏木、どれにする?」

ラックにかかる袋を触りながらヒロくんが言った。

「えー、どれだろ。っていうか、目を覆いたくなるようなものは入ってないよね?」

頬を引き攣らせながら聞くと、ヒロくんはクスっと笑った。

「やっぱり、そこ心配?」

「し、心配に決まってるじゃん。仮装競走なんて、生まれて初めてなんだから」

あたしが興奮気味に言うと、ヒロくんはまたクスっと笑った。

「大丈夫だよ、柏木。ウチの仮装競走は、誰が一番にゴールしたかじゃなくて、誰が一番かっこよく可愛く着こなせたかで順位が決まるんだから」

「そ、そうだよね……」

「そ。だから、安心しなよ。柏木が想像してるような変なものは入ってないからさ。さぁ、どれにする?」

再び袋選びに入ったヒロくん。

周りのみんなも、慎重に袋を選んでいた。

ヒロくんの言葉に少し安心したあたしは、目の前にあった袋を掴んだ。

緊張で心臓が痛い。

中には、何が……


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