10年ぶりに再会した幼馴染みがイケメンすぎて困ってます!
何回かチャイムを押してみたけれど、中から人が出てくる気配はない。
またお店の手伝いをしているのか、それとも出かけているのか。
でも……
助けてって……
あたしは、門を開け、健くんの家のドアの前まで行った。
ゆっくりと耳をドアに当て、中の音を確認する。
すごく静かだ。
やっぱり、誰もいないのかな?
首を傾げながらドアノブを引いてみると――
開いたッ!!!!
お店からの賑やかな声が聞こえてくるだけで、廊下には物音ひとつしなかった。
「おじゃましまーす」
おずおずと中へ足を進める。
返事はない。
「健くーん……?」
呼んでみても、静かな廊下。
「あがるよー……」
小さく言って、階段を上る。
ミシミシと音を立てる階段。
健くんの部屋のドアの前。
コンコン。
「健くーん……」
また小さく呼んで、ドアを開けた。