10年ぶりに再会した幼馴染みがイケメンすぎて困ってます!

ドアを入って、右側。

健くんのベッド。

塊があった。

布団を頭までかぶっている。

「健…くん?」

ドアから顔だけ出した状態でもう一度名前を呼ぶと、布団の山がもぞっと動いた。

出てきたのは、真っ赤になった健くんの顔。

「……どうしたの?」

歪んだ顔を見たあたしは、健くんの側に駆け寄った。

「……ゆず」

声がガラガラだ。

「ちょ……何その声。大丈夫?」

あたしが聞くと、健くんがせき込んだ。

「風邪?」

コクンと頷く健くん。

「昨日まであんなに元気だったのに。どうして急に」

「ちょっと……張り切りすぎたかも」

そう言って、またせき込んだ。

「ちょっと、もう話さなくていいから。熱は?何度?」

健くんのおでこに手を伸ばす。
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