10年ぶりに再会した幼馴染みがイケメンすぎて困ってます!
とにかく、1人になりたかった。
誰とも会わず、ひとり、頭を冷やしたかった。
中庭にあるベンチに腰掛け、背もたれに全体重を預け空を仰ぐ。
太陽の眩しさに手をかざす。
消えかけの飛行機雲。
木から木へと飛び移る、小さな鳥。
どんなに小さなものでも、はっきりと見る事ができた。
唯一見えないものは、和馬くんの気持ち。
今、何を考えているのか。
どこにいるのか。
誰といるのか。
どんな会話をしているのか。
和馬くんの一つひとつが気になってしょうがない。