10年ぶりに再会した幼馴染みがイケメンすぎて困ってます!
「あれ? ゆず?」
空との間に現れたのは、龍兄の顔。
いきなりで心臓が跳ね、勢いよくベンチの背もたれから体を起こした。
「りゅ、龍兄……」
鼓動が暴れ、目があちこちに泳ぐ。
なんで龍兄を前にして気まずくなるのかわからない。
けど、できれば、あたしを置いて去ってほしかった。
「おい、龍。先に行ってるぞ」
「おー。悪いな」
龍兄と一緒にいた友達3人に片手を上げ、あたしの隣へ腰掛けてきた。
「珍しいな、おまえが1人でこんなところにいるなんて」
今度は、龍兄が背もたれに寄りかかった。
あたしと同じように空を仰ぎ『お、飛行機雲』と、手をかざしていた。