10年ぶりに再会した幼馴染みがイケメンすぎて困ってます!
「もう“絶交”とかガキみたいなことを言う歳でもないし。本気で絶交したいなら、すでに俺らから離れていってるはずだしな」
「龍兄……」
「好きなものは好きって言えるし、嫌いなものは嫌いってはっきり言えるだろ?」
龍兄はそう言うと、フッと微笑んであたしの頭を撫でた。
少し俯いて龍兄の手から逃げようとしても、ずっとあたしの頭を追いかけてくる。
ボサボサになった頭を上げると、龍兄はニコっと笑った。
「大丈夫。どんな結果になろうと、俺らは絶対離れないから」
な? と、龍兄は眉を上げた。
ボサボサの頭を手櫛で整える。
龍兄を見上げると、太陽の日差しが眩しかった。
好きなものは、“好き”。
嫌いなものは、“嫌い”。
そうだね、龍兄。
あたし達は、もう何も言えない子供じゃないもんね。
それに、一緒にいたい相手だって、自分の意思で選べるし。
――大丈夫。
だって、あたし達
“幼なじみ”だもん。


