10年ぶりに再会した幼馴染みがイケメンすぎて困ってます!
「おはよー」
「あ、柏木おはよ」
教室に入ってヒロくんに挨拶すると、いつもの爽やかな笑顔で答えてくれた。
「和馬に意地悪されなかった?」
ヒロくんが和馬くんを見ながら意味深に笑った。
「ううん。何だか、今日は気持ち悪いくらいに優しかった」
「おい……“気持ち悪い”は余計だろ」
ギロリと和馬くんに睨まれる。
でも、それをあえてスルーした。
「ヒロくん。あたし、コンテスト本気で頑張るね」
「おっ!! やる気出たんだ」
「うん。やっぱり、やるからには本気でいかないとね。自信はないけど、ヒロくんが保証してくれたし。それに……」
あたしはそこで言葉を区切って、机に頬杖をつく和馬くんに目を向けた。
「和馬くんが、応援してくれるって言ってくれたから」
そう言うと、
「バ…ッ おまッ!!」
慌てた和馬くんに思いっきり口をふさがれた。
よろける体。
口と同時に鼻の穴までふさがれてるから息ができない。
「……ッ!!」
必死に、声にならない声を上げた。