眼鏡の下は、美少女でした。
───すると
「…ねぇ」
「ねぇってば…」
……ん????あたし????
あたしが話しかけられるわけないよね。
だって、こんなだっさい眼鏡の女、話しかけたくないよね…?
声のする方を、恐る恐るチラリと見てみると
「ねぇってば…ちょっとあなた聞こえてる?」
すんごい美人な女の子と目が合った……。
「え…えと、あたしですか?」
恐る恐る聞いてみると
「そうに、決まってるじゃない。」
と、当然のように答えてきた。
「え…えと、あたしなにかしちゃいましたか?ごめんなさい…。」
すると、綺麗な黒髪をサラッと揺らし顔を傾け、大きな目を更に大きくして
「なんで謝るの?桜の花びら頭についてるわよ?」
と不思議な顔であたしを見たあと、頭の上を指さした。
そう言われてあたしは自分の髪の毛を触ると、ひらっと桜の花びらが落ちていく。
「へっ…!わっ…!ほ、ほんとだ…。…ありがとうございます!」
あたしは頭を下げると、慌ててお礼を言った。