眼鏡の下は、美少女でした。
その日の学校帰り、あたしはスーパーに寄って帰宅した。
「お母さん、お父さん、ただいま。」
写真に向かって、挨拶をすまして眼鏡をはずした。
あたしの家は、あたしが小学生の頃に両親が亡くなった。それからは、お姉ちゃんがお母さんみたいなものだった。
両親は、有名なピアニストとバイオリニストだった。小さい頃から海外を飛び回っていたみたいで、その時の事故だった。
家は裕福だったから沢山の遺産が残った。
親戚の家に預けられたけど、学費等の金銭的な負担はかけずにすんだけど…
でも、やっぱり家族以外と住むってのは居心地が悪かった。
あたしとお姉ちゃんは、お姉ちゃんが大学に進学したタイミングで大好きな両親と住んでたこの家に数年前に帰ってきた。