みてぃ
第4章
居酒屋を出る頃には、足元が少しふらついていた。
久しぶりのお酒。
そして何より、翠との再会。
頭も心も情報量が多すぎて処理しきれていなかった。
「梓、大丈夫?」
莉美が呆れたように肩を支える。
「だいじょうぶ〜……」
自分でも分かる。
全然大丈夫じゃない。
莉美はため息をついた。
「これ絶対無理じゃん」
そして隣にいた翠を見上げる。
「翠くん、ごめん。送ってもらっていい?」
「もちろん」
返事は即答だった。
「え?」
私は慌てて顔を上げた。
「だ、大丈夫です!」
「大丈夫じゃない」
翠が笑う。
「歩けてないから」
図星だった。