みてぃ
一方の翠も固まっていた。

驚いたように目を見開いている。

まるで時間が止まったみたいだった。

「え……?」

思わず漏れた声が重なる。

旦那さんだけが状況を理解できず、きょとんとしている。

「2人知り合いなの?」

莉美はすぐに状況を把握して旦那に言った。

「知り合いも何も梓の推しだよ!!いつも話してたでしょ!!」

その言葉に、私と翠は同時に視線を逸らした。

知り合い。

そんな簡単な言葉では説明できない。

だけど、他に言いようもなかった。

翠は小さく笑う。

そして四か月前と同じ優しい声で言った。

「……4ヶ月ぶりだね笑」

あの日のホテルロビーが一瞬で蘇った。

胸がうるさい。

ありえない。

こんな偶然。

あるわけないのに。

それでも確かに。

運命はもう一度、私たちを出会いへ連れてきていた。
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